生きるのがつらい人に届けたくて、手作りした本です

電子書籍の表紙
私にも辛い時期があったので、毎日の生活に息苦しさを感じている人や、つらくてたまらない人をネットで見かけるたびに、そういった人びとを励ませるような本を書きたいと思ってきました。


何年もかけて多くの方を取材したのですが、学んだことや、伝えたいことがたくさんありすぎて、まとまらなくなってしまいました。

いくつかの出版社と話し合ったことがあるのですが、「売れる本でなければ出せない」というプレッシャーがありました。そのプレッシャーを感じながら書いていたせいかますます迷い、「私が本当に書きたいのはこういうことではないのでは……」と行き詰まってしまいました。

そこで、いったん白紙に戻すことにして、じっくり考えてみることにしました。

そこで浮かんできたのが「自分で手作りしよう!」というアイディアです。それなら「売れるかどうか」というプレッシャーがありません。自分自身に正直になれる内容で、廉価で多くの人びとの手に渡るような本を作ろうと思ったのです。

「自費の電子書籍」というとコストが無料に近くて簡単そうですが、いざやってみるとまったく違いました。

しっかりした本を作るためにはプロの編集者が不可欠ですが、個人でプロの編集者に編集を依頼したら著者への印税は35%程度なので何千冊売っても赤字です。でも、自分以外の人の目を通さずに本を出したら、質の管理ができなくて読者に迷惑がかかります。

その部分で相当悩んだのですが、幸運なことに、たくさんの方々が助けてくれました。

初期の出来が悪い原稿を読んでアドバイスをくださったのです。それらの方々のおかげで、よりよい作品にすることができました。

「友人価格」で最終的な校正を引き受けてくださったフリー編集者の岸田麻矢さんは天使のような存在でした。(岸田さんは「洋書ファンクラブ」の恒例行事「これを読まずして年は越せないで賞」の審査員でもあります)。本当は校正だけをお願いしたのに、相当な時間を割いて編集までしてくださったことには心から感謝しています。

電子書籍だからといって表紙をおろそかにしたくなかったので、表紙デザインも書道家の薛翔文さんに依頼しました。薛さんが描いてくださったいくつもの素晴らしいデザインのなかから選んだのが、冒頭に大きく飾った表紙です。

これほど多くの方の愛情と友情を受けた本は、これまでありませんでした。

そして、これが完成作品です。

 

*多くの方に届くように、Amazonがあるすべての国で購入できるようにセッティングしました。(海外からは日本のアマゾンから購入できない可能性があります。私自身もできませんでした)下記はそのリンクです。

アメリカカナダメキシコイギリスフランスイタリアドイツスペインブラジルインド

あるいは、次の下線部分のナンバーで検索してくださればみつかります。ASIN: B00JRD1R7G

利用可能なデバイスは次のとおりです。iPadやiPhoneのアプリは必ず最新のものにしてください。でないと、ダウンロードでエラーが出ることがあります。

Screen Shot 2014-04-18 at 5.46.21 AM

手作りの小さな作品ですが、手助けしてくださった多くの方の気持ちが加わったおかげで、これまでで最も愛しい作品になりました。私にとって特別な意味を持つこの作品が多くの方の心に届くことを祈っています。

*本書への反応や感想ツイートをまとめました(随時更新しています)。

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サンプルとして、「まえがき」、目次、関わってくださった方々への感謝を伝える「あとがき」をどうぞ。

どうせなら、楽しく生きよう(サンプル)をダウンロード

6 thoughts on “生きるのがつらい人に届けたくて、手作りした本です

  1. 由佳里様、
    早速購入しました、はじめ日本語だったので
    日本のアマゾンのアカウントを持ってないとだめなのかとどきどきしましたので、ゆかりさんの行き届いた心配りがうれしかったです。まだ序文しか読んでませんが、どうして自分が由佳里さんのブログが好きなのか、ちょっと納得した感じがします。これから読むの楽しみです。

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  2. アリゾナさん、
    いつも応援ありがとうございます!
    ちゃんとDLできるのかテストしたときに買えたのにiPadで開けられず、焦りました。
    でも、アプリが古いバージョンかも、と思ってやってみたら開けたのでほっとして皆さんにお知らせできたのでした。
    なんでもやってみないとわからないものですね。
    とっても学びになった体験でした。
    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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  3. 由佳里様、
    本は、あっという間に読んでしまいました、感想が遅くなりましたが、この本を出版してくださってありがとうございます。今回も由佳里さんから、勇気と元気を頂きました。これからも、楽しみにしています。今回はKindleのアプリでIphoneで読んでみたのですが、結構便利だなと実感しました。この夏休みは、また由佳里さんの洋書ベスト500を読み返して、何か読んでみようと思います。

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  4. アリゾナさま
    素敵な感想、ありがとうございます。
    応援をいただき、こちらもエネルギーがわき起こります。
    これからもどうぞよろしくお願いします。

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  5. ゆかりさん、
    昨夜読ませて頂きました。お父様との葛藤など、色々大変な思いをされたからこそ、今のゆかりさんが輝いているのですね。
    これからも色々な情報の発信を楽しみにしています。
    ちなみに、洋書ベスト500は私のお気に入りで、最近たくさん本を買いました。これから読むのが楽しみです。

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  6. ニューヨークさま
    コメントをいただいていたのに、気づかなくて申し訳ありませんでした。『洋書ベスト500』を楽しんでいただいて、嬉しいです。これからもどうぞよろしく! 

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