クラウドで百万ドルの資金を集めたインディミュージシャン、アマンダ・パーマー

拙書「ゆるく、自由に、そして有意義に──ストレスフリー•ツイッター術 」にも登場するインディ系ロックミュージシャンのアマンダ・パーマーは、レーベルとの2年にもわたる争いの末2010年4月に独立しました。そのいきさつは(英語ですが)デイヴィッド・ミーアマン・スコットのブログ記事Web Ink Nowの記事にあります。

レーベルから離れて独立したアマンダは、Amanda Palmer & The Grand Theft Orchestraという自分のバンドを結成し、4年かけて作った新しいアルバムのプロモーションと音楽活動のために、Kickstarterというクラウドファンディングを利用して直接ファンから資金を集めることに決めたのです。当初の目標は30日間で100,000ドルを集めるというものでした(4月のWeb Ink Nowの記事はこちら)。

ピクチャ 10

ところが、昨日5月29日、その額がなんと1,000,000ドルを超えたのです。これはひとりのミュージシャンが単独で集めた最高金額だそうです。

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ロックスターの楽屋でつるむ…という若かりし頃の夢実現

ロックファンなら分かってくれると思いますが、「ロックスターの楽屋でつるむ」というのは、けっこう順位が高い「夢」なんですよね。

究極の夢はデヴィド・ボウイとの出会いで、彼の場合は楽屋ではなく小さなライブハウスで偶然出会うってのがファンタジーだったのですが、まあそれは別として…。

大の音楽ファンの夫には音楽業界関係者のファンも多く、そのなかには「お友達」の関係になった人もいます。LAに住むロックバンドのマネジャーをしているジョディはその1人で、「マネージメントをしているバンドがボストンでコンサートをするから会いたい」というメールが来ました。

そのバンドとは、The All-American Rejectsです。

AAR

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糸井重里さんってどんな人???

昨年11月に糸井重里さんご一行をボストンにお迎えし、糸井重里さんをアメリカ人にご紹介(あるいはご説明)させていただく機会があったのですが、いつも困るのが「こういう方です」というすっきりわかる簡単なまとめです。

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Lollapalooza 2010、最終日報告!!!

Lollapaloozaを終えて、無事ボストンに戻って参りました。

戻るなり、山のような洗濯もの、台所の工事の手続き…と怒濤の忙しさだったので報告が遅れました。

約130のバンドが8つのステージで演奏するロックフェスティバルの大変さは、観たい/聴きたいバンドの演奏が重なること。しかも歩いて片道15分以上かかる両端のステージに分かれていると決まっています。どっちも見逃したくないので、結局中途半端にちょっと聴いて、もう一つのステージに移動、というパターンを繰り返しました。ただでさえ暑い屋外コンサートなのに、汗だくでした。ふう〜。

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世界初(と思う)Twitterテレビ番組誕生!

私がソーシャルメディアのTwitterを始めたころにはさほど人気はなかったのですが、最近有名人の方々が加わったことで突然爆発的に流行しています。

Twitterを利用したことのない方は、このページに現れる私の最近のエントリーを見て「奇妙なことを書いているなあ」とあきれていらっしゃるかもしれません。
インスタントメッセージみたいな情報を不特定多数の方に向けてつぶやく(Twit)もので、フォローすることでその人のつぶやきを読むことができるようになります。他のソーシャルメディアと決定的に異なるのが1つのエントリーが140字以内だということです。つぶやきたい情報を簡潔にまとめなくてはならないわけですね。長編小説に対する詩、あるいは短歌や俳句のような感じです。

「つぶやきをどう扱うのか?」ということに関しては、ただの情報として受け取ってもいいし、その人あてに返信したり、他者に向けてRT(Retweet)をつけて伝達してもけっこうです。もともと140字以内という以外に使い方に制限がほとんどないものですから、米国とは異なる日本独自の使い方も自然発生しているようです。ときどき本ブログを読む姉からも「何
がどうなっているのかわからない」と言われますが、それはその前に複数の人とのやりとりが継続しているからなんです。

日本ではTwitter小説が出版されることになり注目されています。

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4887597509

ですが、この記事によると米国ではとうとうTwitterテレビ番組(コメディ)が誕生するというのです。
それは、全米で最も可笑しいTwitterアカウントのひとつ「ShitMyDadSays」です。28歳の息子ジャスティンが同居している73歳の父親が話す言葉をそのままTwitterに流しているもので、罵り言葉だらけですが、その暴言ぶりが傑作です。
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たとえばこんな感じ…

"You worry too much. Eat some bacon… What? No, I got no idea if it’ll make you feel better, I just made too much bacon."

"Mom and I saw a great movie last night…No, don’t remember the
name. It was about a guy or, no, wait.. fuck, getting old sucks."

"The universe does not give a fuck about you. You are a speck in its shit."

これをCBSテレビがコメディにするというのですが、さてどうなることやら。