日本に進出したいグローバル企業のために英訳したい本 『Twitter カンバセーション・マーケティング』

私自身も、ツイッターがまだこれほど広まっていなかったころに『ゆるく、自由に、そして有意義に』というツイッター術の本を出したこともあり、海外でSNSについて語ったり、指導したりすることがあります。

海外の企業の経営者やマーケティング専門家たちからは、「日本のソーシャルメディアの使い方は、英語圏とは違うのですか?」とよく質問されます。

私の答えは、「大いにあります。日本の使い方は非常にユニークです」。そして、彼らの次の質問は「じゃあ、どこが違うのですか?」です。

まず、英語のツイッターと日本語のツイッターでは、ひとつのツイートで書き込めることの量に違いがあります。アルファベット140字だけで表現できることには限りがありますが、日本語の140文字だと、うまく表現すれば短編くらいの内容を盛り込めます。

それだけでなく、ツイッターを利用して集団で盛り上がることや、拡散しやすい内容などは、日本独自の文化です。

そういったことを説明しても、なかなか彼らはピンと来ません。それがもどかしかったのですが、ビジネスライターの崎谷実穂さんが書かれた『Twitter カンバセーション・マーケティング ビジネスを成功に導く”会話”の正体』を読んで、「これだ!」と思いました。

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「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」の出版祝いをしました

12月8日に「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」が発売になりました。

そして、なんと翌日(米国時間)にアマゾンで総合16位まで上がったのです!

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そして、12月10日は、ツイッターで最もつぶやかれたAmazon商品の1位にもなりました。

グレイトフル・デッドを知らない人が多い日本でこれほど好意的に受け止められているのは、この企画に関わった方々の「楽しさ」が伝わってくるからだと思うのです。祖父江慎さんのデザインの素晴らしさには、日本語が読めないアメリカの出版関係者が「これは、すごい!」と連発しています。糸井重里さんのまえがきは、本文を読む前から「読んで良かった」と思わせてくれます。日経BP社でこの驚くべき本を担当された竹内靖朗さん、同じく日経BP社の、いろいろな分野で活躍されている柳瀬博一さん、「ほぼ日(正式名は東京糸井重里事務所)」の乗組員の永田さん、菅野さん、山口さん、小池さん、そして、「ほぼ日」のCFOという重要な立場でありながら、ありとあらゆる作業を引き受けてくださった篠田真貴子さんには特に、何度も、くり返しお世話になりました。こんな翻訳本の企画ってほかにはないのではないでしょうか?

私も「関わって、本当に良かった、楽しかった」と思える本でした。

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『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』発売!

お待たせしました!

なんども発売日が変更になりましたが、ようやく12月8日に発売になりました。

そして「ほぼ日」では、とっても素敵な「Unusualふたたび- 糸井重里からデイヴィッドへの7つの質問とその回答」という連載がスタートです。

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1年前のボストンでの出会いの記録や「Unusual」とも合わせて、お楽しみくださいませ!

感想もどんどん書いてくださいね!

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4822248526

『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』発売が遅れます

9月1日発売予定だった『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』ですが、下記の理由で遅れますので、お知らせします。新しい発売日は、今のところ「希望的観測」です。

追記(10月19日):ビジュアル要素の追加の交渉に時間がかかっているために、発売日が再び遅れることになりました。現在の予定は11月25日です。

グレイトフル・デッドのメンバーも首を長くして待っているという邦訳版、すごいデザインになりそうです。遅れますが、どうぞよろしく。

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『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』もうじき発売です

「洋書ファンクラブ」や「洋書ニュース」をお読みになってくださっている方はすでにご存知と思いますが、夫のデイヴィッド・ミーアマン・スコットと友人のブライアン・ハリガンが共著したMarketing Lessons from the Grateful Deadの邦訳『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』が、もうじき発行されることになりました。

監修は、なんと、糸井重里さんです。

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好きなことをやり続ける人々

とんでもない24時間を過ごしたことを昨日報告しましたが、状態が落ち着き、退院できそうな雰囲気が出て来たときに病室で夫が受け取ったのが次のようなメールでした。

「明日のコンサートで会えるのをビルが楽しみにしているよ」

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糸井重里さんと「ほぼ日」チームのボストン出張案内係メモ—その2

昨日に引き続き、糸井重里さんと「ほぼ日」の皆様のボストン出張2日目のご報告です。

「こういう展開になったきっかけは何なの?」という疑問を抱く方は、拙書「ゆるく、自由に、そして有意義に──ストレスフリーツイッター術 」の「あとがき」に書いておりますので、そちらをどうぞ(と、さりげなく宣伝)。「買ってまで知りたくないわい」という方には、「ツイッターとグレイトフル・デッドがきっかけです」とお答えしておきましょう。

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糸井重里さんと「ほぼ日」チームのボストン出張案内係メモ—その1

ツイッターでフォローしていただいている方はご存知だと思うのですが、11月30日から12月2日まで、素敵なお客様たちのボストン来訪の案内役を務めさせていただきました。

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Grateful Dead

Grateful Dead のコンサートのおかげでまたも睡眠時間4時間になってしまいました。

今朝5時に起床して洋書ファンクラブの書評を書き、4.5km走り、Whole Foodsでショッピングして、昼食の支度と片付けを済ませ、1時間お外を散歩して戻ってきたところです。15分後には図書館に行かねばなりませんので簡単にコンサートのご報告を。

わが家は夫がものすご~いDeadファンで、私も夫に出会ったときから現在までせかんどはんどリスナーとしてDeadの曲はほとんど聴いていると思います。でもコンサートに出かけるのは今回が初めてです。英国ロックのファンだった私には米国のヒッピーカルチャーがいまいち馴染めなかったので、約20年にわたって「NO」と言い続けてきたのですが、せっかくオリジナルメンバーがOBAMA大統領のために再結成したことと、これを逃すと次がないかもしれないのでトライしました。

生演奏を聞くと「さすが...」です。行ってよかったとしみじみ思うコンサートでした。

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面白いけれども迷惑なのが、ドラックとアルコールではちゃめちゃになっている観客。これがまた多いのですよ。それがDeadコンサートの特長でもあるのでしょうが。(マリワナの煙が充満していてみんなセカンドハンドスモーカー)。フリーマーケットではLSD入りと思われるロリーポップも売っているし...。まあ、そういう方々でも平和で暴力的ではないところがヘビメタの観客とは異なるところです。夫の知人で同じくらいDeadヘッドの方の言では、「The Whoのコンサートでは転ぶと踏みつけになるけれども、Deadのコンサートではみんなが助け起こしてくれる。そこが違い」ということで、それが納得できる光景でした