子どもが心理的な暴力を受けない権利を無視しないでほしい。

オリジナルの投稿をしてから、賛否含めた多くの反応があり、語り合ったうえで、考えを整理し、次のように書き直しました。オリジナルが読みたい方は、こちらに保存してありますのでどうぞ。

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肉体的なことに関して、たとえば大学のスポーツ部でよくある「シゴキ」に近い特訓を9歳児に与えたとし、「9歳にはキツすぎたかもしれない。けれども、それを乗り越えられたのだから役に立ったのだ。だから、すべての小学生からその機会を奪う大人は間違っている。与えるべきではないか」と主張したら「何を言っているのだ?」と叩かれるだろう。

少なくとも、疑問に思う人のほうが多い筈だ。
その子によっては、乗り越えて逞しくなる機会かもしれないが、成長に合わない特訓は、身体を壊してしまう。つまり肉体的なトラウマになる。

だが、肉体的なことではなく、情緒や心理に大きな影響を与えるビジュアルや文章の情報については、日本人は非常に無頓着だと思う。

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本を読むこと、英語を学ぶこと

最近、『ジャンル別 洋書ベスト500』という本の執筆に追われていました。

そのリストに含まれている作家にも20人近く会って、この本のことを伝え、とても面白い体験になりました。

この執筆でいくつか気づいたことがありますが、特にお伝えしたいのは、「その道のプロは、けっこう別のジャンルの本を読んでいる」ということです。

 

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ゆるく、自由に、そして有意義に「やりたい人がやるPTA」その6

本ブログで連載した『住民が手作りする公教育』の番外編として、PTAについて非常に興味深い提案をされている作家の川端裕人さん にお話を伺いしています。

今回初めての方は、その1から続けてお読みください。全部はこちらから。

 

対談その6「日本のPTAで難しいのは、どこの部分か」

Kawabata前回、レキシントンでのPTA活動の「リーダー」についてお話を伺いました。「できない人には「できること」だけをやってもらい、楽しさを体験してもらうことで「やる気」を出してもらう」というのは大事なこと、といったことでしたね。

Yukari私が自分の失敗から学んだのがそういうことでした。

 

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ゆるく、自由に、そして有意義に「やりたい人がやるPTA」その5

本ブログで連載した『住民が手作りする公教育』の番外編として、PTAについて非常に興味深い提案をされている作家の川端裕人さん にお話を伺いしています。

今回初めての方は、その1から続けてお読みください。全部はこちらから。

 

対談その5「PTAが親の自己実現の場になっているのではないか」

 

Kawabata前回は、日本で「やりたい人にやらせる」と時々、ひどいことが起きる、いう話だったわけです。ぼたくちは、「やりたい人がやるべき」と思っているのに、ただ素朴にそれを突き進めると、いろいろ日本では、落とし穴もありますって話。

今回は、渡辺さんのレキシントンでの経験を聞かせていただきます。

やっぱり、「やりたい人にやらせるか」という件ですよね。

 

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ゆるく、自由に、そして有意義に「やりたい人がやるPTA」その3

本ブログで連載した『住民が手作りする公教育』の番外編として、PTAについて非常に興味深い提案をされている作家の川端裕人さん にお話を伺いしています。

今回初めての方は、その1から続けてお読みください。全編はこちら

 

対談その3「日本のPTAの悩ましき現実」

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ゆるく、自由に、そして有意義に「やりたい人がやるPTA」その2

本ブログで連載した『住民が手作りする公教育』の番外編として、PTAについて非常に興味深い提案をされている作家の川端裕人さん にお話を伺いしています。

今回初めての方は、その1からお読みください。

対談その2「子どもの顔が見えるPTAの活動」

 

Yukari前回、川端さんは日本のPTAでは「役」が多く、その「役」によっては拘束時間が半端ではないとおっしゃっていましたね。そういう意味では「ボランティアだと今の規模の活動はできない」と。

そこで私は娘が通っていたエスタブルック小学校の文書をチェックしてみました。

私が関わっていたときとはイベントの内容が少し変化していますが、エスタブルック小学校でのPTA/PTOのイベントに保護者が関わるプログラムを加えたリストがこれです(『エスタブルック小学校PTAイベント』)

Kawabataいやあ、びっくりしました。すごい沢山ありますね!

ぼくも、ニュージーランドのゆるいPTAの経験があるけれど、そこの倍はありそう。

数だけでいうと日本のPTAに匹敵するかも。

 
Yukariこれほどあっても、それぞれのイベントの委員長とメンバーは自ら「やります!」と手を挙げたボランティアだけなんです。

 

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ゆるく、自由に、そして有意義に「やりたい人がやるPTA」その1

本ブログで連載した『住民が手作りする公教育』の番外編として、PTAについて非常に興味深い提案をされている作家の川端裕人さんにお話を伺いすることにしました。

川端さんとのディスカッションは、タイトルが示しているとおり、「ゆるく」進行させていただくつもりです。

現在進行形で不定期な連載ですが、お受けした質問を対話に反映させることもできますので、ゆっくりと気軽におつきあいくださいませ。

川端裕人(かわばた ひろと)

Kawabata1964年、兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。文筆家。小説作品に、少年たちの川をめぐる物語『川の名前』(ハヤカワ文庫JA)、感染症制圧の10日間を描いた小説『エピデミック』(角川文庫)、 数学史上最大の難問に挑む少年少女を描いたファンタジー『算数宇宙の冒険・アリスメトリック!』(実業之日本社文庫)など。ノンフィクションに、自身の体験を元にした『PTA再活用論 ──悩ましき現実を超えて』(中公新書クラレ)、アメリカの動物園をめぐる『動物園にできること』(文春文庫)などがある。サッカー小説『銀河のワールドカップ』風のダンデライオン 銀河のワールドカップ ガールズ』(ともに集英社文庫)は、4月よりNHK総合でアニメ「銀河へキックオフ」として放送中。近著は、独特の生態系をもつニュージーランドを舞台に写真家のパパを追う旅に出る兄妹の冒険物語『12月の夏休み』(偕成社)、天気を「よむ」不思議な能力をもつ一族をめぐる、壮大な“気象科学エンタメ”小説『雲の王』(集英社)(『雲の王』特設サイトはこちら)。

ブログ「リヴァイアさん、日々のわざ」。

ツイッターアカウント@Rsider

 

渡辺由佳里(わたなべ ゆかり)

Yukari兵庫県生まれ。雑文書き。助産師、日本語学校コーディネーター、広告業、外資系医療製品製造会社勤務など、さまざまな職業を経験。平成13年/2001年に「ノー ティアーズ」で小説新潮長篇新人賞を受賞。翌年「神たちの誤算」を新潮社から出版。そのほか短編、現代詩、エッセイを複数の月刊誌・雑誌で発表。「多聴多読マガジン(コスモピア)」、「月刊アルコムワールド(アルクネットワークス)」など。2010年10月22日「ゆるく、自由に、そして有意義に
—ストレスフリー・ツイッター術」(朝日出版社)刊行、糸井重里氏監修の『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(日経BP社)翻訳。 「洋書ファンクラブ」にて洋書を中心としたレビュー。

現在住んでいるマサチューセッツ州の町で公立学校でのボランティア、町の各種委員会の会員、人権に関する市民グループLexington CommUNITY の運営委員、ブログ管理人などを務める。

ツイッターアカウント @YukariWatanabe

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