Lollapalooza 2010!!!

 ロックフェスティバルのLollapaloozaのために、わざわざ家族でボストンからシカゴに来ています。

去年のフェスティバルのときに今年のチケットを購入したので、夫も私も今年こんなに忙しくなっているとは予想しなかったのです。でも、2人ともなんとか一番大変な部分をいったん終えてから来ることができました。

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かつて日本はロックンローラーにとって幸運のお守りみたいなものだった

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2004年ごろだと思うのですが、夫がエアロスミスを取材した関係でfriends & family席と呼ばれるステージ前の特等席でライブを観たことがあります。そのときの前座はなんとチープトリック。私はファンではありませんでしたが、青春時代に流行ったバンドですから懐かしさいっぱい。
しかし困ったのは私の席。リードボーカルのRobin Zanderが私の姿を見つけたとき、キラリと目が輝いたのです。それから何度もこちらに笑顔を送り込むので「まずいな…」と焦っていたら、"I Want You to Want Me"では完璧に私に視線を合わせちゃうのですよ。ファンは合唱してるけれども私は歌詞覚えてないもんねー。冷や汗たらたら….。これほど「ありがためいわく」だったことありません。

Zanderが私にこれだけのサービスをしてくれた理由は、アメリカではそこそこしか売れていなかったチープトリックをスーパースターにしたのが、私の年代の日本人ファンだったからです。1978年の「At Budokan
」は、どの音楽雑誌でも「Top 50 ライブアルバム」に入るクラシックになっています。

そういえば私が若かった頃は、ロッカーの間でTokyoとかJapanは幸運のお守りみたいなものでした。クィーンの場合もチープトリックのように日本が彼らを有名にしましたし、ディープ・パープルの最も優れたライブアルバムは日本ツアーを録音したLive in Japanです。当時のエキゾチックな女性はWoman from Tokyoと日本人女性…。「日本に行って成功し、謎の日本人女性と知り合って歌にしたい!」というのが世界のロッカーの夢だったなんて、すごいと思いませんか?

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Amazon.comの"The 100 Greatest Live Album of All Time"のリストを見ていて、そんなことを思い出しました。

昔のアルバムを聴きたくなるーIt Might Get Loud

「ジミー・ペイジとU2のジ・エッジ、ジャック・ホワイトの3人を同じ場所に集めたら面白いだろうなぁ」という発想は抱くのは簡単ですが、それを実現してしまったところがこのドキュメンタリーフィルムのすごいところです。


3人が引き受けた条件はスクリプトなしで自由にさせてもらうということ。その影響でフィルムにはちょっとまとまりのない感じがありますし、It Might Get Loudというタイトルから期待されるほどLoudにならないのが残念です。けれどもそんな欠点を差し引いても、見応えがあるフィルムでした。というのは、彼らのミュージシャンとしての素顔が透けて見えるからです。

この3人の年齢差はちょうど15才くらいなので、3つの異なる世代を象徴しているだけでなく、ミュージシャンとして人生のどの地点にあるかも異なります。34歳のホワイトはまだまだ毒も刺もありますが、65歳のペイジは悟りを開いた賢者の雰囲気が漂っています。48歳のジ・エッジはその中間でちょうど私の年代。尖ってもいないし枯れてもいない感じが素敵です。性格の差とギターのひきかたの差も感じます。

3人が会ってからの場面よりも、個々の音楽的な背景を語る部分が多く、それが不満な評論家もいるようですが、私は十分楽しみました。ヤードバーズやツェッペリン時代のフィルムなどは、懐かしさについため息が出ます。
ホワイトの天才的な音楽のセンスも印象的でしたが、やはり私はペイジにうっとり、でした。またツェッペリン聴きたくなりました。

残念ながら大きな映画館では上映しておらず、アートハウス専門です。

ボストン周辺では以下の2つの映画館のみです。

 Kendall Square Cinema
1 Kendall Square, Cambridge, MA – (617) 499-1996 – Map

West Newton Cinema
1296 Washington St, West Newton, MA – (617) 964-6060 – Map 

ウッドストックから40年

シカゴのLollapalooza初日は雨で泥だらけ。
そうしたらタクシーの運転手が「Woodstockみたいだねぇ。場所は違うけど」と懐かしそうにつぶやきました。
彼は私たちよりもちょっと上の年代。ウッドストック世代なのですね。

ということで思い出したのがJoan Baez。彼女はときどきボストン界隈で小さなギグをやっていますが、今でもこの辺りには根強いファンがいます。40年後の彼女のインタビューを見つけました。すてきに歳をとっている女性です。


Bob Dylanがあれだけ有名になれたのは当時有名だったBaezのおかげだと言われています。
私にとってDylanは作家のフィッツジェラルドみたいな存在です(有名なのはわかるけれど個人的に好きになれないという意味で)が、Baezは(私の好みではなくても)聴くと「いいなあ」と思わせる存在です。
特にDylanとの関係を連想させるこの曲 Diamonds and Rustが一番好きです。

歌詞がもう最高。聴くたびに切なさがこみあげます。

I’ll be damned
Here comes your ghost again
But that’s not unusual
It’s just that the moon is full
And you happened to call
And here I sit
Hand on the telephone
Hearing a voice I’d known
A couple of light years ago
Heading straight for a fall

As I remember your eyes
Were bluer than robin’s eggs
My poetry was lousy you said
Where are you calling from?
A booth in the midwest
Ten years ago
I bought you some cufflinks
You brought me something
We both know what memories can bring
They bring diamonds and rust

Well you burst on the scene
Already a legend
The unwashed phenomenon
The original vagabond
You strayed into my arms
And there you stayed
Temporarily lost at sea
The Madonna was yours for free
Yes the girl on the half-shell
Would keep you unharmed

Now I see you standing
With brown leaves falling around
And snow in your hair
Now you’re smiling out the window
Of that crummy hotel
Over Washington Square
Our breath comes out white clouds
Mingles and hangs in the air
Speaking strictly for me
We both could have died then and there

Now you’re telling me
You’re not nostalgic
Then give me another word for it
You who are so good with words
And at keeping things vague
Because I need some of that vagueness now
It’s all come back too clearly
Yes I loved you dearly
And if you’re offering me diamonds and rust
I’ve already paid

© 1975 Chandos Music (ASCAP)

夢の組み合わせすぎて、悪夢なのじゃないかと思うAlice in Wonderland

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今娘が興奮した様子でやってきて「すっごい変な話だよ」と伝えてくれたニュース

Tim Burtonの映画Alice in WonderlandのためにVille ValoとFiona Appleがデュエットをするんですって!
Ville ValoもFiona Appleも私のObsession。でも、この2人が一緒に歌うことなんてファンの私ですら想像ができません。
だって…音楽的にぜんぜん違うんですから〜。

Alice in Wonderlandは、組み合わせがすごすぎて、私がよく見る夢(悪夢)の様相を帯びてきたみたい。

ちなみにFiona Apple とVille Valo(HIM)の曲はそれぞれこんな感じ。
Fiona Apple
Never Is A Promise(YouTube)
私のfavorite: Paper Bag (You Tube)

Ville Valo (HIMオフィシャルサイト
The Funeral of Hearts (You Tube)

シカゴにてLollapalooza

Lollapalooza1日目終了。
アメリカン航空は飛行機のエンジントラブルで約1時間の遅れ、予約していたリムジンは遅れてくるし、渋滞はあるし、で会場に着いたのはWhite Liesが始まる寸前。
そのうえ到着したときからシカゴは雨。会場のGrant Parkはびしょぬれで地面はドロドロ。
人にぶつからず、滑らないように移動する難しさときたら…

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でも、それよりも頭に来るのは聴衆のマナー。
ロックだからマナーをどうこう言うのはちょっとお門違いかもしれませんが、それでもこれは許せないというタイプです。
せっかく早く着いてステージが見える場所をみつけていたのに、身長2メートルは軽く超えるこのオレンジ色のジャケットを着た男性が私の鼻がくっつくほど接近した目の前に滑り込んでくるんですよ!

おかげで私の視野は突如上の写真の状態から下のこんな感じに。
そのうえ、グループがどんどん固まってき
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て、Fleet Foxesのコンサートの間ず〜っと大声でおしゃべりしてるんですよ。
そのうちの1人の女の子なんか、ステージに背を向けたまま。口を閉じていた曲はゼロ。Mykonosの前で全員消えてくれてほっとしましたが..

というわけで、たぶん次の洋書ファンクラブの更新が日本時間で火曜くらいになると思いますのでよろしく。

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これはFleet FoxesのMykonosのビデオ

レキシントン高校Jazzフェスティバルのお知らせ

David_berkman 明日(金曜日)7時半、レキシントン高校にてレキシントン高校ジャズフェスティバルが行われます。ゲストとして以下4つの学生バンドを1週間指導してくれたのは、有名なジャズピアニストのDavid Berkmanです。

LHS Big Band
LHS Jazz Ensemble
LHS Jazz Septet 
LHS Jazz Combo

ニューヨークを基盤に活躍するDavid Berkmanは、David Berkman Quartetと呼ばれるカルテットだけでなくソロ演奏者としても有名です。来週から来日して井上陽介さんというジャズ・ベーシストと一緒に全国で演奏されるみたいですね。

Jazz Ensembleでトロンボーンを演奏している私の娘は、Berkmanの指導が「ものすご~く面白かった」と興奮して報告してくれました。こういう試みを普段から高校で味わえるレキシントン高校のJazz演奏者たちは本当にラッキーだと思います。

私の娘はただの努力家に過ぎませんが、Jazz EnsembleとComboには大人顔負けの素晴らしい音楽家が揃っています。ベーシストのRaviv Markovitzはグラミー賞のユースメンバーに選ばれてグラミー賞で演奏した腕前です(その上に賢くて、コロンビア大学に入学が決まっています)。ピアノのSteven Feifke はバークレー音楽大学の高校ジャスフェスティバルで個人から団体賞を総なめし、4つのトロフィーを得ました。

レキシントン高校のジャズグループのユニークさは、コンペティションに参加するからといってその曲だけをずっと練習したりはしない、ということです。コンサートごとに異なるナンバーをやります。1つの曲が完璧になるまで何度も繰り返し練習する、というやり方ではなくどんどんいろんなものを手がけるのです。コンペティションに勝つことよりも、感性が優れたJazz音楽家を育てることを目指しているようです。

入場料は10ドルです。収益は音楽プログラムを支えるために使われます。どうぞよろしく!