余韻が残るファンタジー「風の名前」

久々に、何度も読み返したくなるファンタジーに出会いました。
パトリック・ロスファスのデビュー作「風の名前」は、三部作キングキラークロニクルの第一部です。

洋書ファンクラブの書評はこちら
邦訳版のサイトはこちらです。

Cover_207_2 あらすじはサイトにもありますが、英語で読んだ感想は、もっと人間的な感じです。どちらかというと、この一部で私は自分が体験した胸が痛む思いや達成感を思い出し、優秀な頭脳を持ってはいるがヒーローとしては弱点や欠陥がある主人公のクォートにかえって深い同情心を覚えました。
邦訳になると消えてしまうのが残念でなりませんが、宿屋の主人として身を隠している現在のクォートとその弟子であるバストのやりとりには微妙なユーモアがあり、そこも楽しめるところです。英語が読める方は、ぜひ英語で読んでください。

本の長さについては私は状況の丁寧な説明や登場人物の間のささいなやりとりそのものを楽しむのでちっとも気になりませんでした。けれども、アクションを求める方は、サイトで大森望さんが説明されていたように、最初のほうはスピードリーディングをされたほうがよいかもしれません。

作者のホームページはこちらです。

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