私自身も、ツイッターがまだこれほど広まっていなかったころに『ゆるく、自由に、そして有意義に』というツイッター術の本を出したこともあり、海外でSNSについて語ったり、指導したりすることがあります。
海外の企業の経営者やマーケティング専門家たちからは、「日本のソーシャルメディアの使い方は、英語圏とは違うのですか?」とよく質問されます。
私の答えは、「大いにあります。日本の使い方は非常にユニークです」。そして、彼らの次の質問は「じゃあ、どこが違うのですか?」です。
まず、英語のツイッターと日本語のツイッターでは、ひとつのツイートで書き込めることの量に違いがあります。アルファベット140字だけで表現できることには限りがありますが、日本語の140文字だと、うまく表現すれば短編くらいの内容を盛り込めます。
それだけでなく、ツイッターを利用して集団で盛り上がることや、拡散しやすい内容などは、日本独自の文化です。
そういったことを説明しても、なかなか彼らはピンと来ません。それがもどかしかったのですが、ビジネスライターの崎谷実穂さんが書かれた『Twitter カンバセーション・マーケティング ビジネスを成功に導く”会話”の正体』を読んで、「これだ!」と思いました。