夫は、出張からもどったばかりの週末でも午前3時か4時に起床してメールをチェックし、エクササイズをしてから8時にはオフィスに入るワーカホリックです。
夫が出勤する時間にはオフィスビルはまだ静かなのですが、夫のオフィスの向かいにある建築事務所では既に誰かが出勤しています。
「人数が多い事務所じゃないのに、早朝でも、夜中でも、必ず電気がついていて、誰かが働いている」と夫は感心していました。
そのうちに夫は建築事務所の共同経営者のジョーゼフ・ウェルチさん(ジョー)と知り合い、「性格がとてもいい人。君も会ったら気に入るよ」と語るようになりました。
ジョーが共同経営しているC/W Design Groupは病院の設計が専門で、この分野では30年以上のキャリアだということです。夫がオフィスビルで唯一お喋りを楽しむ「隣人」だったのに、事務所の成長でオフィス空間が狭くなり、ジョーは別のオフィスビルに引っ越ししてしまいました。
「これほど忙しくて急成長しているということは、仕事ができるという証拠。とても気立てがいい人だから、家を増改築するとしたら彼に設計を頼みたい」そう夫は言っていました。