糸井重里さんと「ほぼ日」チームのボストン出張案内係メモ—その1

ツイッターでフォローしていただいている方はご存知だと思うのですが、11月30日から12月2日まで、素敵なお客様たちのボストン来訪の案内役を務めさせていただきました。


素敵なお客様たちとは、糸井重里さんと「ほぼ日」の篠田さん、スガノさん、永田さん、山口さん(ぐっさん)のチームです。

この計画が持ち上がったのは、まだ北半球全体が「暑い暑い」と文句を言っていた4ヶ月前のこと。それから毎日がまさに、クリスマスを待ち望む子どものようでした。4年前に家族旅行でフランスに行ったときもそうでしたが、計画を立てること自体が楽しいんですよね。

連絡の窓口になって下さった小池さんに「あれしたら、どうだろう?」とか「これも面白いんじゃないか?」とご提案してゆくうちに、だんだんメニューが増えてとんでもないことに…(それについてはまた後ほどお話するとして)。

この訪問の目的は、12月1日の「ほぼ日」の今日のダーリンによりますと、こんな感じです。

ピクチャ 9

そして、ついにやってきた初日の午前10時50分。

私とDavidは、和田智さんがデザインされたアウディQ7でホテルにピックアップにまいりました(これ、7人乗りなんですよ)。

予定している2つの訪問先に近く、ネットで人気抜群だったのでおすすめしたThe Marloweホテルは、実際にはなんとすごいテイスト!!!(その内容は、ほぼ日のスガノさんの「ボストン・モントリオール通信」の最初のほうをご参照下さい)。これで私のテイストはすっかり疑われてしまったことでしょう。

お迎えに参上したロビーでそのテイストの片鱗をチェックしているところに、最初に登場されたのが糸井さんでした。

近眼になったのに眼鏡をかけない私は近くにいらっしゃるまで確認ができず、最初は「日本人そうな方が近づいてくるから、とりあえずお辞儀をしておこう」といったリアクション(笑)。だって、糸井重里さんと実際にお会いするのは初めてなんですから。

実際の糸井さんは、スリムで、背が高くて、ダンディで、気さくで、楽しく、気遣いされる方でした(つまり、想像とまったく同じ)。あまりにも想像と一致しすぎていて、「そんなのあり?」という驚きすら覚えました(笑)。おやじギャグでも私の夫と良い勝負でありましたよ。

 時差ぼけからまだ回復されていない状態でいきなりHubSpotをご案内しても大変です。そこで、初日はゆっくり遊びつつ語り合うという計画です。

普通でしたら、ボストンの有名な場所を観光にお連れするものですよね。でも、私はあまのじゃくですから、「普通の観光客が行かないところにしよう!」と思っちゃうわけです。

そこで郊外のFlatbreadで東海岸独自のうすっぺらピザを体験していただき、次になんとわが家にお連れしてしまったのです。 

ね、糸井さん、やっぱり素敵でしょう?

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そして、ほぼ日チームの皆さんもとっても良い方々でした。

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CFOの篠田さんは、英語が堪能なだけでなく、通訳されている内容から頭脳が凄く明晰なのだとわかります。プロの通訳も沢山知っていますが、こんなに把握力がある人には滅多に会いません。

スガノさんは、ほんわかした雰囲気の可愛らしい方。時差ぼけと必死で闘っておられる様子も、可愛いらしかったです。でも、とてもしっかりした、仕事のできる方という印象でした。

永田さんは、渋くてクールな方です。そして仕事がバリバリできそう。ツイッターで「ファンです」とおっしゃっている女性がいらっしゃいましたが、分かります。ほんとうに、よく、わかります。

山口さんは、ともかく感じが良い方。いつもニコニコしておられて、いらっしゃるだけでその場の雰囲気が良くなる感じの方です。ふと気付くと、私はヤマグチさんの隣りにいるのですよね。無意識の行動でしょうか?

さて私たちは何の話をしたのでしょう?

それがですねえ…私の思考回路のせいで話があちこちに飛び過ぎて、よく覚えていないんですよ。幽霊の話を沢山したのは覚えてます(得意ですから)。そして、最初に決まっていたテーマについてほとんど話さなかったことだけは確かです。あとは、「ほぼ日」のチームの皆様がちゃんと記録してくださっているので、そちらをお待ちください。

  わが夫のDavid Meerman Scottは、この機会に自慢のアポロコレクションをみせびらかしました(下は、初めて大気圏外を飛んだアポロの窓)。「ほぼ日」のきまぐれカメらには別の物体が…。

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そして、その次に、私が住んでいる町レキシントンで、歴史協会にお願いし、私たちだけのためのプライベートツアーをやっていただきました(残念ながら、建物の中は撮影禁止なので写真がありません)。

  ピクチャ 10

レキシントンといえば、日本の皆さんがまっさきに連想されるのが、村上春樹さんの「レキシントンの幽霊」でしょう。ですが、米国では幽霊で有名なのではありません。独立戦争の勃発地として有名なのです。上の写真の酒場の前あたりで、きっかけとなった1発の銃弾が放たれたのです。そして最初の戦闘の場になった「バトルグリーン」では、皆さん、その小ささにびっくりしておられました。

2日めの報告は、また改めて。つづきをお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

4 thoughts on “糸井重里さんと「ほぼ日」チームのボストン出張案内係メモ—その1

  1. しみずさん、
    篠田桃紅にお気づきになるなんて、しみずさんこそ鋭い!
    22年くらい前のバブル時代に購入したものです。「もうお歳だし…今のうちに入手しておかねば」と焦ったのですが、全然その心配はありませんでしたね(笑)。
    でも、思ったとおり、20年以上たってもまったく飽きることのない作品です。

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  2. 最近、”Simply Haiku”というオンラインマガジンから、ヒロ・ヤマガタのNYでの展覧会をもとにエッセーを、との依頼がありました。ヒロ氏の近作は抽象ですので、レファレンスとして桃紅氏の作品を見直していたところでした。
    ところで、「奥の細道」俳画ebookを渡辺さんにプレゼントしたいとおもいます。クリスマスプレゼントです。
    PDFですからマックでもIpadでもご覧になれます。メールアドレスを教えていただければ、お送りいたしますが、いかがでしょうか。

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  3. しみずさん、
    お返事が遅れてごめんなさい〜。
    ヒロ・ヤマガタ氏の近作はまったく存じ上げていませんでした。
    今、英語日本語含めて、いただいている本が30冊を超えています。なので、ちょっと不義理をしているのが心苦しくて、「ありがとうございます。でもごめんなさい!」と連発なんですよ(涙)。
    来年執筆するための本も読まねばならないし、仕事はあるし…で、嬉しいのですが、読めない悲しさ。申し訳ないです。

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