アース・トレイン体験その1

その他のパナマ報告はこちらをどうぞ。

アース・トレインのパナマ市オフィス体験

パナマ1日めは、アース・トレインのパナマ市オフィス訪問でした。

IMG_0357オフィスは旧市街の独立広場近くにあります(左の黄色い家がアリアス大統領の邸宅だったパナマ市の拠点です。現在大規模な改築中)

 独立広場(下記の写真)は、かつては政治家を含む上流階級の人びとが住む高級住宅地でした。けれども、新しい市街ができてから上流階級の人びとは便利な場所に移り、中流階級が移り住むようになりました。徹底的に崩壊が始まったのは、その後の社会主義的政策です。法で貸家のレートがあまりにも低く固定されたために、家主たちは家屋を修理する資源と意義を失い、家賃を払わない賃借人を立ち退きさせることもできず、すっかりスラム化してしまったということです。

 

 

 

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現在のパナマ政府は旧パナマ市街を復活させようとしていますが、諸外国の経済難やパナマ運河拡張計画にマンパワーが集中しているために、改造が遅れているとのことです。

ですから、美しく改造された家の隣りの家が廃墟、という下記の写真のような風景があちこちに散在しています。私たちが滞在したオフィスの周囲は安全ですが、ここから数ブロック西に行くだけで危険な地域になるとのことです。

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夕方は、先日お話ししたように、アース・トレインに関わる人びととの顔合わせをかねた夕食会を楽しみました。出席者の出身地は、パナマ、ペルー、アメリカ、日本(私)、といろいろですが、「ボストンに住んだことがある」というのは面白い共通点でした。

その一人は、先日ご紹介したPanama Jazz Festivalのディレクター、Patricia Zarate(パトリシア・ザラテ)さんです。パトリシアのご主人は、バークリー音楽大学のGlobal Jazz InstituteのディレクターDanilo Pérez(ダニーロ・ペレズ)氏で、アース・トレインの活動のひとつジャングルウッドの共同創設者です。数日違いでお会いできなかったのですが、ボストンに戻ってから家族ぐるみで再会することをパトリシアと約束しました。

もう一人印象的だった人物は、アース・トレインの共同エグゼクティブ・ディレクターLider Sucre(リーダー・スクレ)氏です。ハーバード大学ビジネススクールでMBAを取得しているナチュラリストで、これまで環境保護に関する多様な組織に関わり、最近では開設を数年後に控えたBiodiversity Museumの資金集めの企画を率いて大成功をおさめています。企画の成功後にやりがいある新企画を探していたときにネイサンと知り合い、アース・トレインに加わったのです。ちょっと古いビデオですが、生物多様性がよくわかるものです。

いよいよマモニ峡谷へ!

IMG_0366 パナマ2日め、私たちは早朝からマモニ峡谷自然保護地に向かう計画でした。ところが私は「雨女」ならぬ「デモ・ストライキ女」。新しい場所を訪問するたび、なぜかデモやストで交通を遮断されます。

今回は、先住民による銅採掘反対のデモで、主要道路がすべて遮断されてしまいました(写真はデモを終えて高速道路を歩いているインディオたち)。

デモのために予定が狂ったのですが、まったく動じずに状況に合わせて柔軟に対応するのがネイサンたちのスタイルです。その態度は、パナマ市からマモニ峡谷に向かう道中でも発揮されました。

今は乾季なのですが、今年はなぜか雨が多いとのことです。ふだんの乾季なら水位が低いはずの川が、この通り。

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「大丈夫、大丈夫」と何事にも楽観主義で対応する米国人のネイサンに比べ、現地パナマ出身でエコツーリズム・ガイドの免許も持つリーダーは慎重派。自ら川を渡り、深さと流れの強さを確認してから渡る決断を下しました。(下は川を渡っている途中に窓から撮った写真)。

「川を車で渡るときには、必ず窓を開けるように!」というのがリーダーから学んだ教訓です(将来役に立ちますぞ!)。

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距離的にはパナマ市からそう離れていないのですが、いったんChepo市を離れると、鋪装していない道になるので亀のようにノロノロとしか進めません。洪水で道路や川が変化していたり、橋が流れてしまうこともあるようです。

ですが、そんな場所でも、環境破壊が進んでいます。下の写真は、伐採で原生林が失われた箇所に、北アメリカから持ち込まれた役立たずの草がはびこっている状態です(禿げて見えるところ)。

ネイサンが、車を何度もとめてこういった風景を説明してくれます。膝上まである雑草をかき分けて彼の後にどんどんついてゆくと、後でリーダーに「蛇に噛まれないように気をつけないと」と言われました。「えっ!蛇がいるの?」と驚愕していると「毒蛇がね」との返事。おいおい、そういうことは先に言ってくれよ〜、と思ったのでした。

   ピクチャ 8

他国の資金による採掘や伐採は、手つかずのまま残されていた原生林(バージンフォレスト)にも及んでいます。貧困にあえぐインディオたちが、生き延びるために土地を売ったり、伐採の権利を売ったりしてしまうのです。また、無計画な牧場経営も土地を破壊します。ネイサンやリーダーは、道中でそれらの破壊された場所を示してくれました。いったん破壊された土地を回復するのは容易ではありませんが、アース・トレインが行っている事業のひとつが、破壊された森林の再生です。

アース・トレインのキャンパス到着

マモニ峡谷にあるアース・トレインのキャンパスにようやく到着しました。

これは、キッチンとダイニングがあるビルディングです。

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サテライトでネット接続できるコーナーもあります。

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電気は、谷を流れる小川による水力自家発電です。

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トイレも、おがくずを使ったバイオトイレです。

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トイレの規則が重要です!

 

 

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私たち家族専用の豪華な小屋です!

2階のテントにはマットレスもあって実に快適。蜘蛛恐怖症で、屋外のキャンプが苦手な私は、パナマのジャングルでの宿泊、ということで不安があったのですが、こういうキャンプならいつでもOKだと思うくらい快適でした。

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 ところで、蜘蛛、いました。けっこうでかいの。

台所の隅です。「死んでるから大丈夫」とネイサンが言うので見に行ったのですが、朝見たら、元気に虫をとっていました(次からは、リーダーに訊ねることにします)。でも、恐怖症克服のための行動療法として、写真に撮りました。ベッドの中に入ってこない蜘蛛は許すことにします。

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翌日はいよいよジャングル探検です。

 

アース・トレイン体験その2につづく

 

 

 

 

 

 

 

 

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