本を読むこと、英語を学ぶこと

最近、『ジャンル別 洋書ベスト500』という本の執筆に追われていました。

そのリストに含まれている作家にも20人近く会って、この本のことを伝え、とても面白い体験になりました。

この執筆でいくつか気づいたことがありますが、特にお伝えしたいのは、「その道のプロは、けっこう別のジャンルの本を読んでいる」ということです。

 


月に降り立った4人目の人物で、アポロ12号宇宙飛行士のアラン・ビーンさんとは何度かお会いし、電話でもときおりお話ししているのですが、「ハリー・ポッターについてどう思う?」などと質問されたこともあります。また、国際的な企業のCEOの方からは、「今これを読んでいるのだけれど、面白いよ」とヤングアダルトのミステリを紹介されたりもしました。

『洋書ベスト500』でご紹介するノンフィクション、ビジネス・実用書の著者たちから推薦していただいたのは、児童書、青春小説、SF、ファンタジー、探検・旅行記でした。

また、先日行ったニール・ゲイマンの講演では、GoogleやAppleの創業者たちがSFのファンだったという話が出ていました。

ビジネスのプロだからといって、いつもビジネス書を読んでいるわけではないのです。むしろ、別の分野の本を幅広く「楽しみながら」読んでいるのです。

 

もうひとつは、「いろんな本を読んでいるほうが、いろんな人と繋がりやすい」ということです。

私は、出会った人と必ず「いま、どんな本を読んでいる?」、「面白い本を知っていたら、教えて」といった会話を交わします。好きな本やジャンルが一致していたら、話がはずみますし、ぐっと距離が短くなります。

多くのジャンルの本を読んでいたら、そうやって繋がれる人も増えるというわけです。

 

そして最後に「本当に英語を使いこなせるようになるには、娯楽でいろんな洋書を読んだ方がいい」ということです。

日本で洋書を読む人には、「仕事で英語を使わなければならない。だから、勉強のために英語の本を読まねば」というタイプが多いと聞きました。

また、「ビジネスを学ぶためには、ビジネス書を読まねば」とビジネス・実用書ばかりを読む人も多いようです。

けれども、アメリカで出会った「デキる」ビジネスマンたちは、みんな別の本を楽しく読んでいます。そして、そういったところからアイディアが自然に生まれてくるのです。

「英語ができるようになるために洋書を読まねば」ではなく、肩の力を抜いて「いろんな洋書を楽しく読めるために英語の勉強をしよう」というふうにマインドセットを逆にしてみてはどうでしょうか?

楽しく沢山の洋書を読むうちに、英語圏の人間がどんなことを考えているのかが分かってきます。それが分かれば、ビジネスでも付き合いやすくなります。そして、いろいろな人とつきあえる知識が身に付き、ビジネスで役立つ発想も生まれてくるのです。

まずは、おおいに楽しみましょう。

 

 

 

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