要望に応えて、2007年4月からボストンの情報誌「たからまがじん」に連載したルポ「バトルグリーン」を掲載いたします。ローテクの私ですので、見栄えのよい方法で掲載しないのをご容赦ください。(今回は4月から9月までです)
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Category Archives: アメリカ生活
マーティン・ルーサー・キング牧師の貢献をたたえる日
今日はマーティン・ルーサー・キング牧師の人権運動への貢献をたたえるマーティン・ルーサー・キングJr デイです。
レキシントン町では昨日第16回の記念行事が行われました。運営委員は私を含めて6人。大雪でどうなることかと思いましたが、オバマ大統領誕生の喜びを分かち合いたい人々が集まって、とても興味深い会になりました。
高齢者の割合がかなり多いので、若い参加者がほしいところです。今年はレキシントン高校のオナーズソサエティの生徒たちが子供のプログラムを助けてくれたので、ちょっと平均年齢が低くなりましたが……。
これはイベントと後片付けが終わったあとで会場から撮ったもの。ニューイングランドの冬は(寒いけれど)きれいです。
このごろブログを怠けているワケ
このごろずっとブログを怠けているのは、単にレイジーだという理由もあるけれど、雑用に埋もれていたという(ちゃんとした)言い訳もある。
Thanksgivingには、姑と舅、そして甥ふたりをNantucketの家に招いたし、クリスマスのプレゼント購入と調理もあったし、主婦としては一応果たす義務があったのである。
とはいえ、Thanksgivingに七面鳥をローストする義務は果たさなかった。料理は決して嫌いではないし、私の家族は外食よりも私の家庭料理のほうが好きだというのだが、アメリカ人の好みに合わせてThanksgivingのディナーを料理するのは想像しただけで気が滅入る。だいたい味の好みがまったく違うのだから。
そういうわけで私は最初からレストランに予約を取った。ナンタケット島に多い気取った有名レストランではなく、地元の者が気楽に集まる「Fairground」というレストランだ。去年も私たち3人はここでThanksgivingのディナーを摂ったのだが、ビュッフェスタイルなので、みんな勝手に好きなものを好きなだけ食べればよい。これほど気楽なThanksgiving はない。
後で知ったのは、次期副大統領のジョー・バイデンも過去30年以上このFairgroundのThanksgivingのディナーを食べていたということだ。さすがに今年はボディガードつきで裏口からやってきてテイクアウトにしたらしいが、「知っていたら裏口で待っていたのに…」と残念無念だった。それにしても、Fairgroundがお気に入りだなんて、本当に庶民的な人だ。共和党の舅と姑も次期副大統領と同じThanksgivingのディナーを摂ったのはうれしかったようだ。来年もFairgroundに招待したら4年後はオバマ/バイデンに投票してくれるだろうか?
アメリカのソーシャルネットワークシーン

この土曜日、ポッドキャスターにインタビューされる夫につきそって「PodCamp 」なるものに出かけてきました。
このPodCampとは、ブロガー、ポッドキャスター、ユーチューバー(YouTuber)、ソーシャルネットワーカーなど新しいメディアを使った社会ネットワークのプロとアマが集まる「UnConference(An unorganized conferenceを短縮したもの)」です。参加者による参加者のためのカンファレンスとして2006年ボストンで始まったPodCampは、いまや全世界に広がっています。ハーバード大医学部Joseph Martin Conference Centerで2日間にわたって行われたPodCamp Boston 3は満員でした。
(ポッドキャスト”The M Show”のジョン・ウォールとオーガナイザーのクリス・ペンの間に挟まれているのがわが夫)
左の二人は、この世界では有名なオーガナイザーのクリス・ペンとクリス・ブロガンです。
このUnConferenceは私が見慣れた医師・看護師の学会とは大違い。
そのひとつは、カジュアルさ。それは服装だけでなく、講演者やパネルと参加者の間のコミュニケーション。どちらも互いから新しいことを学ぼうという意欲があるので、一方的な質疑応答にはならないところがエキサイティングでした。
そしてもうひとつの違いは、この世界でのアップルコンピューターの圧倒的なシェアです。
ブロガーが集まっている場ですから、むろんセッションの間もみなラップトップをカチャカチャ叩いています。ビデオ録画はもちろん、立ち上がってiPhoneで写真を撮るのもちっとも失礼とはみなされません。
ここで問題です。ビデオの技術を学ぶあるセッションで参加者がブログをしていたラップトップ12台のうち何台がPCだったと思いますか?
答えは「ゼロ」です。
この日百台ちかくみかけたラップトップのうち、たったの2台がPCでした。そういえば、携帯電話もiPhoneがマジョリティです。
アメリカでも大企業はまだまだPCですが、ソーシャルネットワークシーンでは、PCは格好悪い存在のようです。
(会社づとめでAppleを使えないので、Dellコンピューターのロゴにアップルのステッカーを貼っている人もいるとのこと)
ナンタケット島でのジョギング
MLK, Jr DayとPatriots
キング牧師の記念行事が無事終わりました。
レキシントン高校生が8人ボランティアとして私の手伝いをしてくれました。
6人は9年生(日本では中学校3年生の年齢)。でも、「お皿をあちらのテーブルまで持っていった方がいい?」とか「プログラムを2階の入り口で渡す人がいたほうがいいのでは?」など自らいろいろ考えて行動してくれたのが印象的でした。
年配の出席者たちは、若者がお手伝いに来てくれたのがうれしかったようです。
会の前後に高校生たちと会話を交わし、「若いのにしっかりした意見を持っている」と感心していました。
数年前から私が情熱を注いでいるのが、レキシントン町での「世代間交流」です。
レキシントン町には、「お年寄り」とはいえ、引退した大学教授(女性も多い)や元NASAのエンジニア、アーティスト、音楽家、などユニークな経歴を持っている人が多くて、なかなか濃い会話を交わすことができます。
彼らは、同じ年代とばかりつきあっていると「年を取る」と感じるようで、若者から新しいアイディアやエネルギーを得る機会を求めています。
子供たちにとっても、核家族が多いアメリカでは、高齢者から学ぶ機会がほとんどありません。
だから、異なる世代が同じ本を読んで感想を交わすプログラムや政治について意見を交わす機会をなるべく作ろうとしているのです。
今回のキング牧師のイベントでは、レキシントン高校生2人のスピーチもあり、町に住む異なる世代が交流できるよい機会でもありました。
たったひとつ残念だったのは、地元のプロフットボールチームのNew England Patriotsがスーパーボウルに出られるかどうかを決める大事な NFLのPlayoffゲームが3時から始まったことです。普通のフットボールのゲームがあるだけで通りがひっそりとするボストン近郊ですから、これほど重大なゲームとなると出席者が激減するのは明らかです。試合の時間が決まったときには、企画を立てた私たちは「会場がガラガラになるのでは…」と真っ青になってしまいました。去年よりはずっと少ない出席者でしたが、フットボールファンでありながら記念行事を優先してくれた方が多かったのは励みになりました。
Martin Luther King Jr.のレガシーを偲ぶイベント

2004年から私がメンバーになっているグループによるキング牧師のレガシーを偲ぶイベントです。
ボストン近辺に住んでいらっしゃる方は、ぜひいらしてください。
キング牧師のレガシーに多少関連したことです。昨日アイオワ州で行われた大統領予備選挙で、民主党でトップに立ったのは、父親がケニア人(黒人)で母親が白人のアメリカ人のバラック・オバマ(Barack Obama)でした。
白人ばかりのアイオワ州で、黒人の候補がナンバーワンになる、というのは歴史的な快挙です。
これまで政治に興味がなかった若者や黒人、共和党にも民主党にも属していない中立の人々などを予備選に参加させたことで、すっかり様相が変わってきました。
実は、前回の大統領選の前に行われた民主党大会での彼のスピーチに感動して注目していたのですが、ハワード・ディーンの体験からほどほどの希望でやめておこうと思っていたのです。ハワード・ディーンは、彼が無名に近いころからオバマと同じ理由(本当に国家や世界のために働きたいという意欲があり、その意欲を若者に抱かせることができる)で支持し、ラリーや寄付に参加していたのですが、大部分の民主党員の頭の古さに負けてとうとう民主党候補になれませんでした。その理由は、「本選になったときに、民主党以外の者が投票するタイプではない」というもので、安全策として選ばれたジョン・ケリーは結局失敗でした。
そんなことがあったので、今度はほどほどの希望でとどめようと思っていましたが、彼なら古い頭の民主党員を洗脳できるかもしれません。
オバマの今後を注目してください。
人間の男の子なんて、相手にしてられないわ
クリスマスの憂鬱
このところ、私のことを思いやって熱いメールを送ってくれるのは、Amazon, Coach, Talbot, Sony, Apple..といったお店ばかりである。私のほうも、アメリカ人の姪と甥が5人いるのでクリスマスプレゼントのチョイスで頭が痛い。
そもそも、この4人(1人はまだ生まれたばかりだからのぞくとして)は、一般的な現代っ子に比較しても、さらに欲しいものは何でも手に入る生活を送っている。ちょっとしたものでは、”大喜び!”というリアクションは望めない。
しかし、だからといってさらに豪華なプレゼントを与えるというのは、お金の無駄だけでなく、かえって教育上よくないのではないかと思うのである。
なんてことを思って悩むのは私だけのようで、彼らはちゃんと”希望プレゼントリスト”を作って姑に渡す。
そこから選んで与えてしまえば簡単なのだが、それではプレゼントとしての価値がないような気がするのである。
私はひねくれ者なので、結局自分が「これ」と思うものをせっせと探して送る。
たいていは、その子の年齢と趣味にあった、掘り出し物の本とDVDである。
それに加えて、ちっちゃなスイマーたちには年上のスイマーたちの間で流行している水着を買った。
一生懸命選んでも、ちっともありがたがられないこともあるが、たまには大成功のこともある。
愉快なことに、去年のクリスマスに買ったカードゲームは、ふだんコンピューターゲーム漬けのティーンエイジャーの甥たちに大人気だった。
ナンタケット島に来ている間、毎晩「ファミリービジネス(カードゲームの名前)をしようぜ!」と誘うのは彼らのほうで、『時間をかけて選んでよかった』と思ったものである。
今年も、「リストから選んでしまえば?」という姑のアドバイスに逆らって、いろいろ考えている。
そして、一番プレゼントが必要なのにいつも忘れ去られている人にも今年はプレゼントすることにした。









