アトピー性皮膚炎対策を簡単でわかりやすくまとめた本

私も娘もアトピー体質なので、アトピーについては治療も受けているし、本も読んでいるし、民間療法(怪しいのじゃなくて、薬草皮膚クリームです)もやってきました。

体験からようやくたどり着いた私なりの結論というのがあるのですが、「正しく知ろう 子どものアトピー性皮膚炎」(赤澤 晃 朝日出版社)でそれを裏付けていただいたように思いました。

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この中で特に多くの方に知っていただきたい(私自身が体験から学んだ)アトピーの真実は次の点です。

1)何度もシャワーを浴びて、汗を洗い落とすこと。

2)ステロイド剤をきちんと使うこと

3)肌を乾燥させないこと

食事のこととか、ステロイド剤のこととか、「自然な方法」にこだわるお母さんたちの気持ちはよくわかります。私も一般的には「自然派」です。炎症をおさえる薬草の軟膏が効いてほぼ収まっていた時期もあります。でも、ステロイド剤をきちんと最初に使っておけば、私の右手のアトピーはここまで慢性化することはなかったのです。今となっては、最初のうちの迷いを非常に悔しく思っています。

ひとつこの本から新しく学んだのは、ステロイド剤を最初にこってり使う事でした。そして、抗生物質のように途中でやめないこと。そういった使い方をちゃんと教えてくれない医師も多いですから。

私はダニアレルギーで喘息を起こすので、数年前にベッドのマットレスも特殊なカバーをし、枕や布団もダニ用の特別のものに換えました。スプレーや特殊な洗剤も使っています。アトピー性皮膚炎でもこういう対策をすると、すっと症状が収まったりするので、環境を整えるのも大切なことですよね。

何よりも、大事なことだけを簡単にまとめてあるのが、この本の良いところです。イラストも可愛くて、わかりやすくできています。良い先生を探すアドバイスも的確です。私は米国でかかった皮膚科の医師が嫌で通わなくなってしまいましたが、今は信頼できるナースプラクティショナー(処方箋も書ける専門看護師)にかかってステロイド剤を処方してもらっています。

アトピーで悩んでいる方に、ぜひ読んでいただきたい本です。


4 thoughts on “アトピー性皮膚炎対策を簡単でわかりやすくまとめた本

  1. はじめまして。
    糸井重里さんのリツイートのリンクから、このブログを拝見しました。
    私は18歳になってからアトピー性皮膚炎を発症し、最初は皮膚科で処方されていたステロイドを塗布していましたが、これが良くありませんでした。
    塗った時は多少改善するのですが、炎症がどんどん広がり、重くなっていったのです。
    結局、湯治と漢方でほぼ治りました。
    ステロイドを使わなくなってから、非常に悪化しましたが、比較的早く改善しました。
    通っていた皮膚科が、顔にはあまりステロイドを使わないという指針だった為か、顔が一番最初に治りました。
    何が言いたいかというと、ステロイドの効果には個人差があるのではないかという事です。
    私は、ステロイドを使えば使う程、悪化しました。
    最初からステロイドを使わなければ、ここまで悪化する事はなかったのではないかと思っております。
    私の実感としては、ステロイドは使わないに越した事はないと思っております。

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  2. はじめまして。
    こちらの皮膚科でも「顔にはステロイドを使わない」という方針は同じです。使うとしたら、ヒドロコルチゾンという虫さされのかゆみに使う弱いものです。
    ステロイド剤は強さが異なるので、アトピーをよく分かっている医師が処方しないと、突然強い薬剤を与えたりしてかえって感染症などの合併症を起こすから困りますね。
    漢方で直る人もいると思います。
    というのは、薬草も自然なものですが「薬」であることは同じですから。効いてもちっとも不思議はないわけです。
    その辺がよく誤解されますが、薬草には効果も副作用もあるのですよね。
    私は、オーガニックの薬草の虫除けクリームで全身にアレルギー反応が出たこともあり、ナチュラルの恐さも知っています(^^)

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  3. はじめまして。レビューを拝読して注文したのですが、やっと届きました。
    この本を紹介して下さってありがとうございます。祖母、母、私、娘達と代々続くアトピーながら、筋の通った治療法がわからず苦労してきました。
    とくに娘の肌は、日本へ里帰りのたびに果物のドリアンのように酷くなります。ステロイドをはじめにたっぷり付けて治療をスタートするというの、とても納得できました。全く逆をやっていたのですが・・
    私もレキシントン在住なのですが、皮膚科が見つけられず、娘のアレルギードクターが娘に処方したステロイドを、実験と称して一緒に使っております。とても良い本を教えて頂き、お礼が申し上げたくて、思い切ってコメントさせて頂きました。重ねてお礼申し上げます。

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  4. 由佳さん
    私はアトピー性皮膚炎でレキシントンにある皮膚科に通っていたことがあります。娘も別の皮膚科に通いました。でも、どちらもひどい先生で、私にしては相当めずらしいことなのですが、どちらも対立で通うのをやめました。
    アトピーの治療にかけては、日本のほうが沢山専門家がいるような気がします。こちらはきちんと皮膚の状態とステロイドの量をコントロールしてくれる方がいないので、本当に困ります。薬を渡したらそれっきり。
    アレルギー専門家のほうが良いようですね。
    私は喘息もアレルギー専門家にかかってようやく解決しました。
    アトピーはいったんひどくなるとなかなか直らないので、ちょっと痒くなった時点で即座にステロイドを使い、保湿剤をきっちり使うのが一番のようです。

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