London観光

昨日の朝からロンドンに来ています。

夫がロンドンでの仕事を娘の学校のサンクスギビングの休みに合わせてくれたので、短いのですが家族旅行です。ロンドンに住んでいたことがある私と仕事で何度も来ている夫には家族旅行としての第一選択ではないのですが、ティーンの娘にとってはパリやロンドンといった都市のほうが景色の美しい田舎よりも魅力的なようです。

夜間飛行でロンドンに到着したのは午前7時。3時間の睡眠にもかかわらず、というか眠さを吹き飛ばすために観光に励むことにしました。夫も私もやったことがないのがダブルデッカーバスでの市内観光。バスチケットを買って、ぐるりと巡り、テームズ川下りなんてのに初挑戦。そして、お次は私が住んでいたころにはなかったLondon Eyeです。

IMG_0601

この巨大な観覧車はすごく高いところまで昇るのですが、高所恐怖症の私もぜんぜん大丈夫。すごくゆったりと景色を楽しむことができました。

IMG_0616
ビッグベンが見えますか?

IMG_0609
これは、一番高い場所から隣のカプセルを見ているところです。

IMG_0621
クリスマスの飾り付けも素敵です(これはちょっとファンキーなCanaby Street).

それにしてもロンドンの物価高には大ショック。米ドルの為替レートが安いせいもあり、すべてが2倍に感じます。洋服の価格は2倍どころではなく4倍以上に感じますし。。。貧乏な気分です。

「ロンドンで洋服を買う!」と勇んでいた娘は、タグを見て唖然。二人で「買い物中毒になるには、あまりにもPractical(現実的)な私たち。。。」とため息つきました。

Thanksgivingの七面鳥

アメリカでは今週木曜日がサンクスギビング(感謝祭)です。

その歴史はこちらで詳しくご覧になっていただくとして、Thanksgivingのディナーになるターキーはもともとこの地方に沢山いる野生の七面鳥だったんですよね。

現在の野生の七面鳥(ワイルド・ターキー)たちは(猟が解禁される短期間以外は)保護されている存在です。だからこうして大手を振ってわが家の庭にも来るわけです。あんまり賢い鳥じゃないんで、隣家にある鳥の銅像に求婚のダンスをしたり、ガラス窓に映った自分の姿に喧嘩売ったりしてます。

IMG_1817
  IMG_1812

すごくでかい鳥(ウィキペディアによると「全長122cm。体重は9kgにも及ぶ」)なんで、ジョギング中に喧嘩売られるとけっこう怖いです。また、この集団が木の枝にとまっている姿は圧巻ですよ。

セサミストリートが40歳になりました

私が英語を習い始めたのは小学校5年生、10歳のときでした。

同級生たちがそろばんや習字の塾に通うなか、そのどちらにも興味がなかった私は母に「英語を勉強したい」としつこく訴えました。母が探して来たのは米国ぐらしの経験がある牧師さんが小さな教会で開いている英語教室でした。その後中学校に進むまで土曜日の午後にひとりで隣町までバスに乗ってでかけるのが習慣になりました。

私が英語教室に通う1年前に米国で始まった番組がSesame Street(セサミストリート)です。

NHKの教育番組で見かけた私は、すぐにビッグバードのファンになりました。NHK出版が発行した雑誌を買った記憶もあります。そのビッグバードとセサミストリートが先日11月10日に40歳を迎えました。あのころのグランピーなオスカーやクッキーをばりばり食べるクッキーモンスターも大好きでした。オスカーは最近ちょっとナイスすぎるようですし、クッキーモンスターはたまにしかクッキーを食べさせてもらえないという噂ですが、それにしてもみんな長寿で嬉しいことです。

下記はあの当時のクラシックなビッグバードです。かわいいでしょ?

世界初(と思う)Twitterテレビ番組誕生!

私がソーシャルメディアのTwitterを始めたころにはさほど人気はなかったのですが、最近有名人の方々が加わったことで突然爆発的に流行しています。

Twitterを利用したことのない方は、このページに現れる私の最近のエントリーを見て「奇妙なことを書いているなあ」とあきれていらっしゃるかもしれません。
インスタントメッセージみたいな情報を不特定多数の方に向けてつぶやく(Twit)もので、フォローすることでその人のつぶやきを読むことができるようになります。他のソーシャルメディアと決定的に異なるのが1つのエントリーが140字以内だということです。つぶやきたい情報を簡潔にまとめなくてはならないわけですね。長編小説に対する詩、あるいは短歌や俳句のような感じです。

「つぶやきをどう扱うのか?」ということに関しては、ただの情報として受け取ってもいいし、その人あてに返信したり、他者に向けてRT(Retweet)をつけて伝達してもけっこうです。もともと140字以内という以外に使い方に制限がほとんどないものですから、米国とは異なる日本独自の使い方も自然発生しているようです。ときどき本ブログを読む姉からも「何
がどうなっているのかわからない」と言われますが、それはその前に複数の人とのやりとりが継続しているからなんです。

日本ではTwitter小説が出版されることになり注目されています。

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4887597509

ですが、この記事によると米国ではとうとうTwitterテレビ番組(コメディ)が誕生するというのです。
それは、全米で最も可笑しいTwitterアカウントのひとつ「ShitMyDadSays」です。28歳の息子ジャスティンが同居している73歳の父親が話す言葉をそのままTwitterに流しているもので、罵り言葉だらけですが、その暴言ぶりが傑作です。
7

たとえばこんな感じ…

"You worry too much. Eat some bacon… What? No, I got no idea if it’ll make you feel better, I just made too much bacon."

"Mom and I saw a great movie last night…No, don’t remember the
name. It was about a guy or, no, wait.. fuck, getting old sucks."

"The universe does not give a fuck about you. You are a speck in its shit."

これをCBSテレビがコメディにするというのですが、さてどうなることやら。

青いバラと生命科学倫理

日経ネットによるとサントリーがついに青いバラの発売を始めるそうですね。
この記事を読んで、2001年に最相葉月さんが出版された「青いバラ」を思い出しました。

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4101482217

この中に遺伝子組み換えにより青いバラを作り出そうとするサントリーの試みも登場します。興味深いのは最相さんがこの後で「受精卵は人か否か」という生命科学技術に関するサイトを開設されたことです。
下記は最相さんによるサイトの説明です(サイトHPより抜粋)。

みなさまがご自身の意見を持つ前提として参考にしていただけるような情報をできるだけ公平な視点で交通整理し、提供しま
す。生命科学技術はクローン人間や不妊治療、ヒトゲノムや遺伝子診断、再生医療等々、連日のようにメディアをにぎわせていますが、その内容や社会的意義を
理解するにはあまりにも高度な専門知識が必要です。


 私はクローン羊ドリーの誕生以降、この分野の動向を追い続けてきましたが、最も痛感したのがそのわかりにくさでした。でも、こうした技術は本来、私たち
の未来の生活を左右する、大変身近なものであるはずです。それなのにいったい何が今起こっていて何が問題なのかもわからないというのではそれこそ大問題で
す。専門家は何を考え、国の方針はどうなのか、海外ではどうなっているのか、もっと視点を身近にひきよせて、ではあなたはどう考えるのか。


 何かと早急に答えを求められることの多い生命科学技術ですが、あなたがあなた自身の考えを深めるための補助的役割を果たせれば幸いです。

私は2002年にクローンなどの生殖医療に疑問を覚えて「神たちの誤算」という小説を書きました。そして、その年からしばらくの間上記のサイトに寄稿するサポーターを務めさせていただき、最相さんだけでなく他のサポーターの方々とも生命科学倫理について意見を交わす機会に恵まれました。そのとき感じたのは、たったこれだけの人数でも意見が一致することがないという事実です。それなのに、現実社会ではきちんとした対話なしにどんどん技術だけが先に進んでいるのです。

「バラくらいいいじゃないか」と思われるかもしれません。
でも、Margaret Atwoodのディストピア小説「Oryx and Crake」やその続編「The Year of the Flood」をお読みになると、遺伝子組み換えの恐ろしさを感じるかもしれません(これらの小説は近日中に洋書ファンクラブのほうでご紹介する予定です)。

かつて日本はロックンローラーにとって幸運のお守りみたいなものだった

Photo
2004年ごろだと思うのですが、夫がエアロスミスを取材した関係でfriends & family席と呼ばれるステージ前の特等席でライブを観たことがあります。そのときの前座はなんとチープトリック。私はファンではありませんでしたが、青春時代に流行ったバンドですから懐かしさいっぱい。
しかし困ったのは私の席。リードボーカルのRobin Zanderが私の姿を見つけたとき、キラリと目が輝いたのです。それから何度もこちらに笑顔を送り込むので「まずいな…」と焦っていたら、"I Want You to Want Me"では完璧に私に視線を合わせちゃうのですよ。ファンは合唱してるけれども私は歌詞覚えてないもんねー。冷や汗たらたら….。これほど「ありがためいわく」だったことありません。

Zanderが私にこれだけのサービスをしてくれた理由は、アメリカではそこそこしか売れていなかったチープトリックをスーパースターにしたのが、私の年代の日本人ファンだったからです。1978年の「At Budokan
」は、どの音楽雑誌でも「Top 50 ライブアルバム」に入るクラシックになっています。

そういえば私が若かった頃は、ロッカーの間でTokyoとかJapanは幸運のお守りみたいなものでした。クィーンの場合もチープトリックのように日本が彼らを有名にしましたし、ディープ・パープルの最も優れたライブアルバムは日本ツアーを録音したLive in Japanです。当時のエキゾチックな女性はWoman from Tokyoと日本人女性…。「日本に行って成功し、謎の日本人女性と知り合って歌にしたい!」というのが世界のロッカーの夢だったなんて、すごいと思いませんか?

1
Amazon.comの"The 100 Greatest Live Album of All Time"のリストを見ていて、そんなことを思い出しました。

Bostonマラソンに参加できない方はぜひ歴史の町レキシントンの5マイルレースをどうぞ!

日本にはマラソン好きの方が多いですよね。
毎年ボストンマラソンで活躍している方の中に日本名をみつけて、感心します。
でも、みんながみんなボストンマラソンの参加資格のタイムを持っているとは限りません。
そこで、そこまではしたくないジョギングファンにおすすめなのが、ボストンマラソンと同じ日に開催される5マイル(8.4km)レースLexington Patriots Day 5-mile road raceです。
なぜおすすめかというと、この日は1日中、独立戦争が勃発した有名なあの日を再現するイベントが行われるからです。観光とレースを一度に体験しちゃうという欲張りプランですね。

来年の2010年は4月19日(月)です。

ちなみにボストンマラソンの情報はこちら

これはPatriots Dayイベントの一部です。

頑張らない私のジョギングルート

距離もスピードものびていませんが、とりあえず10年以上継続だけはしている私のジョギング。
その最大の秘訣は「がんばらない」というモットーにあると思っています。そして「自分に寛容であること」も。
レースに出ないのもそのモットーを揺るがせないためです。だって、他人と比べるとどうしても「向上心」が出て来てしまうでしょう?そして、一生懸命努力してダメだとがっかりしてやめたくなってしまうかも…。具体的な目標なしに「楽しむ」ためだけに走っていると、けっこう続くものなのですよ。

時間の余裕がある日には「今日は長めにしよう」とか漠然とした目標はありますが、基本的にその日走り始めるまで私は距離を決めません。自宅を出発点として、4.5km、6km、8.5km、10km、12kmなどの異なるコースを作っていて、走り始めて調子が悪ければ最短コースで戻ってきますし、調子が良い日には最長コース、という感じです。膝に負担がかかるので調子が良くてもこれ以上は走らず、後でマシーンかウォーキングというのも「長続き」を狙った対策です。コースには坂が多いものと少ないものがあり、景色も変わりますから、これも長続きには役立ちます。途中で脇腹が痛くなったら歩いたりもします。そこが「自分に寛容」な部分です。
そうです。「マラソンにチャレンジしよう!」なんて向上心がま〜ったくないのが私なんです。

今日はとっても美しい朝だったので、 iPhone持って12kmコースを走ってきました。

Img_0486

まずは、ちょっと薄暗い林を通り抜けます。
Img_0520

その林の傍らにある「若草物語」を連想させる家
Img_0487

林を抜けると、犬たちが集まる自然保護パークに。
Img_0519

小学生はここで理科の野外授業をします。
Img_0492

民家を通り抜けて町の中心街に向かいます。町の園芸クラブのボランティアが公共の土地をこうして美しい花壇にしています。
Img_0493

ここから中心街にかけては歴史的な建築物が多く、Lexington Historical Societyや町の許可がないと改築や増築はできません。
Img_0515

たとえばこんな家です。わが家は50年代のモダニストですからぜ〜んぜん違います。

Img_0497

アメリカの独立戦争勃発地として有名なバトルグリーンです。朝ですが、もう観光バスが来てました。

Img_0498_2

記念碑

Img_0502

観光客が必ず写真を取るミニットマンの銅像。そのおかげで交通渋滞ができます。

Img_0508

Visitor Centerです。可愛いでしょう?

Img_0501

1775年4月19日の朝、英国軍が到着したときにミニットマンたちが集まっていたBuckman Tavernです。最初の銃弾が響いたのがここです。

Img_0513

その前夜4月18日にジョン・ハンコックとサミュエル・アダムス(ビールの後サム・アダムスです)が隠れていたHancock-Clarke Houseです。中にも入れますよ。

Img_0504

Img_0505

朝なので誰もいない静かな中心街(town center)です。

Img_0509

ときどき友人とおしゃべりしながらジョギングするbikeway。自転車、ジョギング、ウォーキング専用道路です。ケンブリッジからベッドフォードまで約16kmの距離ですが、行ったら戻ってこないとならないので全部を一度に走ったことはありません。日曜は交通量が多いので避けてます。

Img_0516

帰り道は反対の角度から見るので違った道に見えて、飽きません。

Img_0518

中間地点

Img_0524

わが家の近所は中心街とは雰囲気が異なり、まるで森の中です。

Img_0523

地面に落ちているものを踏まずに走るのも、熟練した技術のひとつ(?)です。転倒は怖いですからね。

 

日本人の医療依存症をたしなめる本ー治療をためらうあなたは案外正しい

先週マンモグラフィー検診を受けました。私の加入している健康保険では40歳を超えると、毎年無料で乳がんのマンモグラフィー検診を受けることができるのです。

そのマンモグラフィー検診を受けた日、戻ってみると日本から「治療をためらうあなたは案外正しい」という本が届いていました。どうやら以前お世話になった日経BP出版の局の編集委員川口達也さんからのサプライズ・プレゼントのようです。

http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=yukariscott-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&md=1X69VDGQCMF7Z30FM082&asins=4822247007

表紙には「EBMに学ぶ医者にかかる決断、かからない決断」とあります。EBMはEvidence Based Medicine(エビデンス・ベイスト・メデシン)つまり客観的な観察や統計などの根拠に基づいて患者とともに治療方針を決める医療のことです。EBMそのものは約20年前に提唱され、日本でも医療の教育や臨床の場ではすでに普及しているコンセプトです。日本を離れて15年になるので日本の現状には疎いのですが、一般人にも馴染みある言葉かもしれません。

ご存知の方も多いと思いますが、私は(臨床経験は短いのですが)日本の看護師と助産師の免許を持っており、デンマークの医療品製造業のプロダクトマネジャーを務めたこともあります。この時期に日本で最も優秀な先生方の英語論文抄読会にお誘いいただき(甘えて参加した私は相当恥知らずです)、多くのことを学ばせていただきました。その後医療の分野の翻訳にも携わるようになり、これを通じて最新医療の情報にも触れ続けることができました。

こういう背景のある私ですが、日本でもあまり病院に行かなかったし、米国ではさらに行かなくなりました。病院に行くのは、上記でお話ししたマンモグラフィー検診、インフルエンザの予防注射、子宮がん検診(細胞診)と1年に一度の定期検診くらいです。そもそもEBMが徹底している米国ではささいな理由で医者にかかる人はほとんどいません。予約を取るのが面倒なので、「これは受診が必要な症状かど
うか」とまず自問自答するからでしょう。今振り返ると、日本人ってほんとうに医者好きだなぁと思います。「治療をためらうあなたは案外正しい」の著者であ
る医師、名郷直紀さんが言うところの「重度の医療依存症、病気恐怖症、"健康強迫シンドローム"」にかかっている人は米国に比べてダントツ多いと思います。

「治療をためらうあなたは案外正しい」の著者である医師の名郷直紀先生はこの分野では有名な方のようですね。名郷先生は、日本人が医療機関にかかる代表的な理由(疾患)ごとにEBMに基づいて「治療を受けないほうが案外正しい」かもしれない理由を述べておられます。それらは、ご想像どおり、「高血圧」、「高コレステロール血症」、「がん検診」などです。

私も「治療を受けないほうが正しい」場合は多いと信じている人なので、総合的には名郷先生におおいに賛成です。でも、各論で言うと(正直言って)私とはけっこう意見が異なるみたいです(特にかぜとインフルエンザ。「二次感染を起こしたり、悪化しないかぎりは医療機関には行くべきではない」というのが私の意見)。意見が一致したのは、EBMにもとづいた「がん検診」を受けるというところです。私が乳がんのマンモグラフィー検診をするのは効果があるという根拠があるからです。子宮がん検診の細胞診もまったく無害で効果があるのでします。でも早期発見で生存率が変わらないがんに関しては「知らぬが仏」と思っています。

要は、「医者にかかっても良くならないことのほうが多いし、ありとあらゆる病気を恐れて病院通いするのは時間と人生の無駄。EBMに基づいて受診しよう」ということです。医者にかかる前に「かかるべき症状なのかどうか」をインターネットで調べてみるといいでしょう。なるべく沢山読んで、バランスのとれた意見を参考にすることです。今はけっこう良い情報を得ることができますよ。また、医師が常に正しいとは限らないことも覚えていたほうがいいと思います。大量に押し寄せる患者をさばくだけで精一杯の医師たちがひとりひとりの患者を十分観察することはできません。たった2分で正確な診断を下すのはどんなに名医でも不可能です。それゆえ、外来に押し寄せる「治療の必要がない患者」を減らすのも大切なことなのです。

ともあれ、「点滴サロン」なんて馬鹿げたことが流行る" 病んだ"日本には「そんなことしてると、かえって病気になるぞ!」という脅しが必要かもしれません。

オバマ大統領、ノーベル平和賞受賞!

13_2
2009年のノーベル平和賞の受賞者はオバマ大統領と決まりました!
(左はMSNBCのニュース速報
その理由は、"his extraordinary efforts to strengthen international diplomacy and cooperation between peoples."というものです。
差別や敵意むき出しの過激な保守派の政治家やトークショーホストなどに対してもdiplomaticな姿勢を崩さないだけで十分「平和賞」に値すると私も思います。

冗談はさておき、「実績がないのになぜ?」と納得できない方もいらっしゃるでしょう。欧州は、当然のことですが、ブッシュ大統領と当時の米国が象徴する外交姿勢を非常に懸念しています。ですから、武力ではなく外交を重視するオバマ大統領の信念と彼を選んだ米国民を評価した「平和賞」なのだと私は思っています。「米国よ、ブッシュ時代には戻らないでくれ」という願いが込められているかもしれません。

でも、これでまた黒人が大統領として自分の上に立つのが許せない米国民や保守派からの攻撃は激しくなるでしょう。
人間の性とは悲しいものです。だから平和はいつまでたっても実現しないのです

追記:

私が予想したとおり、米国内ではネガティブな反応のほうが多いようです。

上記のエントリーの後、NBC の"Morning Joe"という政治番組を見ていました。

Mika Brzezinski が最初に「The upside is the European community is embracing this president and saying we like the direction that he is taking this country in and it’s drastically different," suggested」と私と同様の意見を述べたのですが、結局最後には他の司会者や出演者と同様に「The damage is done.」とオバマ大統領にとって百害あって一利なしという結論に達しました。(私はJoe Scarboroughが好きではないのですが、この意見はそう外れていません)。

そのビデオはここからもご覧になれます。

たぶんオバマ大統領は個人としては賞を受け取らないだろう、というのが多くの人の予想です。

追記:これがオバマ大統領の受賞スピーチです。

オバマ大統領が今日サポーターたちに送ったEmailの内容:

Friend —

This
morning, Michelle and I awoke to some surprising and humbling news. At
6 a.m., we received word that I’d been awarded the Nobel Peace Prize
for 2009.

To be honest, I do not feel that I deserve to be in the company of so
many of the transformative figures who’ve been honored by this prize —
men and women who’ve inspired me and inspired the entire world through
their courageous pursuit of peace.

But I also know that throughout history the Nobel Peace Prize has not
just been used to honor specific achievement; it’s also been used as a
means to give momentum to a set of causes.

That is why I’ve said that I will accept this award as a call to
action, a call for all nations and all peoples to confront the common
challenges of the 21st century. These challenges won’t all be met
during my presidency, or even my lifetime. But I know these challenges
can be met so long as it’s recognized that they will not be met by one
person or one nation alone.

This award — and the call to action that comes with it — does not
belong simply to me or my administration; it belongs to all people
around the world who have fought for justice and for peace. And most of
all, it belongs to you, the men and women of America, who have dared to
hope and have worked so hard to make our world a little better.

So today we humbly recommit to the important work that we’ve begun
together. I’m grateful that you’ve stood with me thus far, and I’m
honored to continue our vital work in the years to come.

   
Thank you,

   
President Barack Obama