ペルーにて、初めてのグループ旅行

とある縁で、ODYSSEYS UNLIMITED というツアー会社のペルーの旅に加わることになりました。

念願のマチュピチュに行くチャンスが思いがけず到来したので小躍りしたのですが、やや不安だったのも事実です。少数限定とはいえグループ(団体)旅行なのですから。
海外旅行がまだ敷居の高いものであった30年以上前から一人旅の気軽さを選んできた私と夫にとって、自由にやりたいことを選べないのはすごくストレスがたまりそうです。
「10日間がまんできるのだろうか?」
そんな不安を抱えつつ、参加してきました。



旅を終えたふたりの感想は、「予想より、ずっと楽しかった!」というものでした。

グループ旅行でもイライラせずに良い体験ができたのは、少人数でけっこう贅沢なツアーだったからかもしれません。

Odysseys Unlimitedは少人数の秘境ツアーを専門にしています。ペルーの旅では、リマ到着から最終日の空港ホテルまで一貫して面倒をみてくれるペルー人ツアーディレクターに加え、それぞれの地方で専門のガイドやヘルパーが複数加わります。ですから、至れり尽くせり。

 

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マチュピチュのInkaterraの夕食は、世界ランキング62位のリマのMalabarより美味しかった

ホテルは5つ星のみで、食事はいずれもグルメ級。コースの選択肢も複数ありました。

 

移動のバスは綺麗でコンディションも良く、(小用専用の)トイレ
がついているだけでなく、トイレ休憩が綿密に計画されています。あらかじめ「次のトイレ休憩は1時間後に●●であり、この場所では無料です」と伝えてくれるので、水分摂取をがまんする必要もありませんでした。個人旅行であったら知らずにいた場所の数々を危険の心配をせずに訪問できるのは、この旅の最大の利点だったと思います。

クスコからプーノまでの8時間のバスの旅は個人旅行だったら決してやらなかったことですが、アンデス高地の素晴らしい景色の移り変わりや、あまり知られていない遺跡の訪問など、マチュピチュの次に印象深い体験ができました。

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標高4335メートルの地点で記念撮影。ここで手編みのアルパカセーターを買いました。

私たちのグループは、全部で19人でしたが、そのうち3人が最初の2日間に下痢や嘔吐で寝込み、次はインフルエンザと高山病を併発したらしき人が2人、そ
の数日後にもう2人が消化器系と高山病でダウンしました。結局、健康なまま最終日を迎えたのは半数以下になってしまいました。入院するほどの重症になった
人もいるのですが、ツアーディレクターのMarcoさんは、ツアーを継続させながらも病気になった人にお医者さんを呼んだり、クリニックにつれていった
り、酸素タンクを手配したり、素晴らしい活躍ぶりでした。

 

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ツアーディレクターのMarcoさん

観光地から次の観光地まで移動する間にクリニックにストップしたために全員が1時間半ほど足止めをくいましたが、そこで文句を言うクレイマーが出てこなかったのも、家族的な繋がりができる少人数のツアーならではのことかもしれません。

 また、個々の参加者の希望をなるべく聞き入れてフレキシブルにするというMarcoさんのポリシーのおかげで、夫と私はけっこう沢山別行動を取らせてもらいました。特にマチュピチュでは、ツアーの項目に入っていなかった太陽の門へのハイキングを別行動でさせてもらいましたし、翌日は二人だけで早朝に遺跡に行くこともできました。

それが許されなかったら、こんな虹を見ることもなかったわけです。

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マチュピチュで激しい雨に打たれた後に得た贈り物

期待していなかったオマケは、ホテルの素晴らしさでした。Odysseysが予約してくれていたのはいずれも最高級のホテルで、マチュピチュのインカテラで泊ったスイートは個人で予約したら1泊1000ドルを超えるものでした。自分で企画した旅なら、「とんでもない無駄遣い」と諦めていたことでしょう。
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 豪華な食事やバス、船、電車、観光地の入場料などをざっと計算すると、個人で予約する3倍以上のコストです。ヨーロッパだったら格安でも団体旅行は断固拒否しますが(笑)、いろいろな困難を伴う秘境の旅では、多少の不自由は我慢して少数のグループツアーをする価値があることを実感しました。

ツアーディレクターのMarcoさんの計らいで、彼の友人の家で、家庭料理をごちそうになったのも楽しい体験でした。
ペルーの代表的なごちそうであるCuy(モルモット)の丸焼きもここで味わうことができました。ペットや実験動物として知られている大型のネズミですから「うえ〜」と思う人が多いようですが、鳥のもも肉というか、鴨肉に近い感覚で、骨が多い難点をのぞけば、とても美味しいものです。ペルーでも、毎日の料理ではなく、誕生日など特別なときに食べるものだと教えてもらいました。

こんなに至れり尽くせりの旅でしたが、日本からのツアーに比べるとずいぶん格安のようです。少人数なのでフレキシブルなところがありますし、面白い人にも出会えます。「ユカリ」と発音できなくて、勝手に「ユキ」と呼び変えて「Good morning, Yuki!あの素敵なセーターは今日は着ないのかい?」と毎朝訊ねる英国人と米国人のおじさまたちには困りましたが、英語ができる方には、とってもおすすめのツアーです。

ところで、私たちがクスコとマチュピチュを訪問しているとき、ペルーのアメリカ大使館が、テロリスト団体がクスコ地区及びマチュピチュ地区において米国人旅行者の誘拐を計画しているという注意勧告を出しました。けれども、クスコ出身のツアーディレクターとこの地区専門のガイド二人が、何に注意をすれば安全かを語ってくれたので、旅に支障をきたさずに安心して楽しむことができました。

次の機会には、もっとゆっくりインカトレイルを歩き、アマゾン川の源流ツアーにトライしたいと思っています。

ところで、ペルーのような発展途上国では、どんなに注意をしていても病気になることはあります。気をつけていても、病気になることはありますが、これまで50か国近く
を訪問した体験から得た、海外で健康に過ごすコツがありますので、別ブログでご紹介させていただきます。

 

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マチュピチュの麓にある町Aguas Calientesは、なぜか日本の温泉町を思い出させる。

 

 

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マチュピチュの太陽の門(Intipunku)に昇る途中で、こんな風景を楽しめる

 

 

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太陽の門から見下ろした風景。50分かかると言われたが、途中若者たちをどんどん追い越して楽々と30分で到着。(夫が私に追いつくのを何度か待ったが、それがなければ25分以内に登れたと思う)

 

 

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雨季なので、すぐに雨がやってくる。

 

 

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二度目の雨の後、二度目の虹を見る
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翌朝ふたたび訪れたマチュピチュは霧に覆われていた。これは再び太陽の門に昇る途中。
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ペルーの高地にはいろんな表情がある

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チチカカ湖の日の出

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チチカカ湖の浮島(Uros)

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ユネスコの世界無形遺産に登録されているチチカカ湖のタキーレ(Taquile)島にて

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個人的にガイドを雇ってボリビアに行く途中立ち寄った羊とブタの市場

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行くのは問題ないが、戻るのが大変なボリビアとの国境(ボリビアの警察官たちに沢山ワイロを払ってなんとか出国させてもらった)。

 

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