先日のケイクスの記事『サンダースの退路はどっちだ?』の追記がupされるまで、臨時でこちらに追記を載せます。
追記:
6月9日、サンダースとの1時間以上に及ぶ会談の後、オバマ大統領は公式にヒラリーを支援するビデオを発表した。
そして、サンダースはレポーターに次のように答えた。
「ドナルド・トランプが大統領にならないよう、力の限りを尽くす」
大手メディアは、これを「サンダースがヒラリー支援と民主党の団結を約束した」といったニュアンスで報じた。
14日のワシントンDCでの最後の予備選が終了したら、水曜日には敗北宣言をしてヒラリーに全面的に協力するという見方だ。
しかし、ニューヨークタイムズ紙すら「企業メディア」として懐疑心を抱くサンダース支持者から最も信頼されている左寄りの「プログレッシブ」メディアThe Young Turksの分析は少々異なる。
オバマ大統領との会談後の声明は、7日の予備選後のスピーチで「フィラデルフィアの党大会に戦いを持ち込む」と宣言したときとはトーンが異なる。だが、戦いをやめたわけではない。
「トランプ打倒のためにどんな協働ができるのかを話し合うために、近い将来(ヒラリーと)会うのを楽しみにしている」というサンダースの声明には、彼個人が利益を得ること(副大統領のポジションとかバーモント州への予算とか)ではなく、左寄りのアジェンダを盛り込んでもらう交渉をするという意味合いが含まれているというものだ。(以前は自分を候補として選んでもらうのが戦略だったが)、前述のアジェンダを民主党の政策として盛り込んでもらう戦いを党大会まで続ける、とThe Young TurksのCenk Uygurは解釈している。
6月15日には、このどちらが正しいのか見えてくるだろう。