昔から、私は仕事そのものが辛いと思ったことは殆どありません。
というか、新しい職や企画のたびに「ワクワク」胸を踊らせ、朝起きるのが待ち遠しくてたまらなかったものです。でも、その「ワクワク」感を殺したのが、仕事の人間関係でした。「胃が痛くなり、死にたくなるような環境」でないと仕事をしていることにはならないと信じている人があまりにも多いように感じました。
昔から、私は仕事そのものが辛いと思ったことは殆どありません。
というか、新しい職や企画のたびに「ワクワク」胸を踊らせ、朝起きるのが待ち遠しくてたまらなかったものです。でも、その「ワクワク」感を殺したのが、仕事の人間関係でした。「胃が痛くなり、死にたくなるような環境」でないと仕事をしていることにはならないと信じている人があまりにも多いように感じました。
「与える」ことにより「与えられる」というのは、何年も前からマーケティングとリーダーシップの専門家である夫のDavid Meerman Scottが提唱してきたことです。
その教えに従って、洋書のレビューを行う「洋書ファンクラブ」を開始したのですが、今回は、フリーのe-bookです(「電子書籍」と呼ぶほどたいそうなものではないので、ここでは米国の例にならって「e-book」と呼ばせていただきます)。
洋書ファンクラブJr. で読書プログラムをお教えしているもえさん(現在小4)が送ってくださったファンタジーがとても素敵でしたので、ご両親のご許可を得て、掲載させていただきます。
NHKの「ハーバード白熱教室」で有名な米国ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が来日され、東大で講演をされるなど話題になっています。
サンデル教授は、"私たちが日々の生活の中で直面する難問において、「君ならどうするか?何が正しい行いなのか?その理由は?」と、学生に投げかけ、活発な議論を引き出し、その判断の倫理的正当性を問う"(NHK「ハーバード白熱教室」番組概要より抜粋)授業を公開したことが注目されました。
emailだけでなくfacebook, twitterなどの登場で全世界の人々が簡単に繋がるようになりました。
インターネットのソーシャルネットワークにはどうやら「パソコンの前に座ってキーボードを打つだけの、バーチャルリアリティの付き合い」というイメージがあるようです。そういう場合ももちろんありますが、現実世界で知り合うきっかけになることも多いのです。
昨日もそんな楽しい出会いがありました。
昨年暮れにボストン在住のジャーナリストの菅谷明子さんからメールをいただき、ようやく先日初めてお会いすることができました。「とりあえず自己紹介」と言いつつ、自己紹介が終わらないうちから話題があちこちに飛び火。菅谷さんご専門のメディア・リテラシー、互いの共通点である子育て、ジェンダー、教育問題、そして母親が職を持つことの影響など、途中にランチを挟むのが面倒なほど熱心に話しこんでしまいました。気がつくとランチ抜きで4時間半ぶっとうしのおしゃべりです。お嬢さんたちのお迎えというタイムリミットがなければ夜まで続いていたかもしれません。それくらい刺激的で楽しい会話でした。
菅谷明子さんは、News Weekの日本版勤務後にコロンビア大学の大学院に留学され、ワシントンDCでジャーナリストとして活躍された後、東大その他の非常勤講師、経済産業研究所の研究員を務められました。また、以下の2冊の本を出版しておられます。
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菅谷さんのご主人は、MITのMedia Lab(メディアラボ)の教授で副所長の石井裕氏です。頭脳は別として私の夫との共通点が多いことを発見し、よそ様があまり分かってはくれないような伴侶の役割を菅谷さんに分かっていただけたのは嬉しいものでした。下記は石井裕氏を取り上げた日本のTV番組TBS 「夢の扉」です。
近々それぞれの伴侶を含めたダブルデートも実現しそうで、「ソーシャルメディアにはこういう出会いがあるから楽しい」と実感しました。
菅谷明子さんの子育てブログ「ボストン・ハーバードの街で育児」もぜひご訪問ください。
私が英語を習い始めたのは小学校5年生、10歳のときでした。
同級生たちがそろばんや習字の塾に通うなか、そのどちらにも興味がなかった私は母に「英語を勉強したい」としつこく訴えました。母が探して来たのは米国ぐらしの経験がある牧師さんが小さな教会で開いている英語教室でした。その後中学校に進むまで土曜日の午後にひとりで隣町までバスに乗ってでかけるのが習慣になりました。
私が英語教室に通う1年前に米国で始まった番組がSesame Street(セサミストリート)です。
NHKの教育番組で見かけた私は、すぐにビッグバードのファンになりました。NHK出版が発行した雑誌を買った記憶もあります。そのビッグバードとセサミストリートが先日11月10日に40歳を迎えました。あのころのグランピーなオスカーやクッキーをばりばり食べるクッキーモンスターも大好きでした。オスカーは最近ちょっとナイスすぎるようですし、クッキーモンスターはたまにしかクッキーを食べさせてもらえないという噂ですが、それにしてもみんな長寿で嬉しいことです。
下記はあの当時のクラシックなビッグバードです。かわいいでしょ?
以前からテレビやコンピュータでの早期英才教育に反対しているのですが、それを裏付けるような最近の研究結果です。
Seattle Children’s Research InstituteのChristakis, Zimmerman, Garrisonその他の医師が6月号のArchives of Pediatrics & Adolescent Medicine に「乳幼児がテレビを見る時間が増えると言語能力が低下する」といった結論の研究を発表しています。つまりBaby Einsteinのような教育ビデオはかえって子供の能力を低下させるということです。
乳幼児の健全な発達には、お母さんやお父さんがいっぱい話しかけるのが一番、ということですね。
明日(金曜日)7時半、レキシントン高校にてレキシントン高校ジャズフェスティバルが行われます。ゲストとして以下4つの学生バンドを1週間指導してくれたのは、有名なジャズピアニストのDavid Berkmanです。
LHS Big Band
LHS Jazz Ensemble
LHS Jazz Septet
LHS Jazz Combo
ニューヨークを基盤に活躍するDavid Berkmanは、David Berkman Quartetと呼ばれるカルテットだけでなくソロ演奏者としても有名です。来週から来日して井上陽介さんというジャズ・ベーシストと一緒に全国で演奏されるみたいですね。
Jazz Ensembleでトロンボーンを演奏している私の娘は、Berkmanの指導が「ものすご~く面白かった」と興奮して報告してくれました。こういう試みを普段から高校で味わえるレキシントン高校のJazz演奏者たちは本当にラッキーだと思います。
私の娘はただの努力家に過ぎませんが、Jazz EnsembleとComboには大人顔負けの素晴らしい音楽家が揃っています。ベーシストのRaviv Markovitzはグラミー賞のユースメンバーに選ばれてグラミー賞で演奏した腕前です(その上に賢くて、コロンビア大学に入学が決まっています)。ピアノのSteven Feifke はバークレー音楽大学の高校ジャスフェスティバルで個人から団体賞を総なめし、4つのトロフィーを得ました。
レキシントン高校のジャズグループのユニークさは、コンペティションに参加するからといってその曲だけをずっと練習したりはしない、ということです。コンサートごとに異なるナンバーをやります。1つの曲が完璧になるまで何度も繰り返し練習する、というやり方ではなくどんどんいろんなものを手がけるのです。コンペティションに勝つことよりも、感性が優れたJazz音楽家を育てることを目指しているようです。
入場料は10ドルです。収益は音楽プログラムを支えるために使われます。どうぞよろしく!
水泳のことで私のブログを訪問される方が増えてきたようですので、ちょっと付け足したいと思います。
私たちが娘に水泳をさせたのは、「将来一緒にサーフィンをする」というのが夫の夢だったからです。娘が幼いときに夫が私に「プールに連れて行って水に慣れさせてくれ」とうるさく命じたのは、典型的な日本人の私が海で泳げない人だからです。私はプールであれば足がつかなくても大丈夫ですが、海で波が出たとたん怖くておぼれそうになります。だから海では夫のひとり遊び。娘が泳げるようになることに夫がこだわったのは、「一緒に海で遊びたい」からだったのです。
もうひとつの理由は、人生を楽しむためにはいろんな遊びができたほうがいいからです。北米の人と旅行に行くと、私だけが海の深いところに行けなくて、悲しい思いをします。こちらでは肥満体の人でも80歳くらいの老人でも平気で波にぷかぷか浮かんで楽しそうに遊んでいます。それを見て、私はいつも悔しい思いをしているのです。
でも、いきなり水泳教室やチームに入れたわけではありません。1歳未満から4歳までの間は、ただプールや海に連れて行って、水に慣れさせていただけです。4歳のときに一応始めた水泳のレッスンも親が一緒の「顔を水につけてみましょ~」、「足をバタバタさせて~」の程度です。競泳の世界に関わるようになったのは、ただの偶然です。知っていたら、たぶん始めていなかったでしょう。
競泳の世界を10年間経験し、オリンピック選手とその親を直接知っている親として、小さなお子さんに水泳を習わせようとしている親御さんたちに私が学んだことをいくつかお話ししたいと思います。
1.早期に始めても、10歳以降に競泳を始めた子に追い越されることが多い。また、自分でやりたくて始めた子のほうが伸びる。
近所に住む娘よりひとつ年下の少女は10歳くらいまで体操をしていたのですが、怪我をして水泳に切り替えました。その当時にはターンの仕方も知らないほどだったのですが、12歳で6歳に始めたシリアスな競泳者たちを抜くようになりました。他にも、12歳くらいからシリアスに競泳を始めて16歳で全国大会の出場権を得た子もいます。
2.早い時期に栄光をおさめると、途中で挫折してやめるケースが多い。
私の娘は8歳でニューイングランド地方の平泳ぎ2種で優勝し、以降13歳くらいまでずっとニューイングランド地方でランキングの上位に位置してきました。国際大会の年齢別で入賞したこともあります。思春期で身長が伸びてゆく子に追い越されるつらさとコーチからのプレッシャーに負けずに自尊心を保ち続けるのは難しいものです。8歳のころにニューイングランド地方で上位に入っていた子のリストを見ると、多くの子が現在泳いでいません。
4.才能があっても泳ぐことを楽しんでいない子は、たとえ競泳で成功しても、のちに大きな問題を抱えて人生に挫折することがある。
娘が昔属していたチームからオリンピック選考大会に出場し、スカウトでプリンストン大学に入学した少女を知っています。親とコーチからのプレッシャーで泳ぎ、精神的にちょっとおかしくなっていた彼女は、学業で挫折し、アルコール依存症になり、大学から切捨てられました。その他にも、このチームに属していた多くの少女が現在でも拒食症などの心理的な問題を抱えています。
5.才能は生まれつきのもの。親やコーチの役割はその才能を殺さないよう大切に育むだけのこと。みんなある程度の才能は持って生まれているが、天才は「突然変異」のようなもので平均的な人間とは異なる。「天才は作れない」ということを自覚しないと才能だけでなく子供の人生を殺すことになる。
娘より6ヶ月年上のオリンピック選手を彼女が7歳のときから知っています。
もともと泳ぐのが大好きで、海で泳ぐことから始めた子です。それについては過去のブログに書いていますが、泳ぐことが好きで好きでたまらない!という子なのです。でも、彼女の弟はスイマーとしては非常に凡庸な才能しかないようです。もうひとつの例は、一卵性双生児の少女2人です。親はどちらも同じように育てていますが、一人は全国大会の出場権を得るほどの才能で、もう一人はどんなに頑張ってもひとつ下のレベルの大会にしか出ることができません。つまり、才能とは生まれつきのものなのです。
問題は、親が子供を天才に育てよう、とやっきになることです。
6.なぜ子供に泳ぎを教えたいのかを自問すること。
2歳や3歳の子にスパルタ式の水泳レッスンを受けさせたがる人がいるようですが、そんなことをしても何の役にも立たないだけでなく、心理的に深い傷を負わせ、水泳嫌いを育ててしまう可能性があります。泳ぐ楽しみを学んで欲しいのであれば、一緒に水を楽しむことから始めましょう。レッスンはもっと遅くからで十分です。
また、レッスンを始めるとしたら、「楽しい」場所を選びましょう。楽しければ、いつか自分のほうから「競泳をしたい」と言い出します。もしあなたのお子さんにオリンピック選手になるような才能があるのであれば、それからでも十分間に合います。
私の娘が他の水泳ママたちを見て言っていたことです。「あのお母さんは、他人に自慢をしたいから子供に泳がせている」。競争の激しい世界に入り込むと、どんなに心がけていてもつい自分を見失うことがあります。そんなとき、胸に手を当て、「私はわが子のために行動しているのだろうか?それとも自分のエゴのためだろうか?」と自問してみるのは大切なことだと思います。これは私自身の体験から申し上げることです。