日本に進出したいグローバル企業のために英訳したい本 『Twitter カンバセーション・マーケティング』

私自身も、ツイッターがまだこれほど広まっていなかったころに『ゆるく、自由に、そして有意義に』というツイッター術の本を出したこともあり、海外でSNSについて語ったり、指導したりすることがあります。

海外の企業の経営者やマーケティング専門家たちからは、「日本のソーシャルメディアの使い方は、英語圏とは違うのですか?」とよく質問されます。

私の答えは、「大いにあります。日本の使い方は非常にユニークです」。そして、彼らの次の質問は「じゃあ、どこが違うのですか?」です。

まず、英語のツイッターと日本語のツイッターでは、ひとつのツイートで書き込めることの量に違いがあります。アルファベット140字だけで表現できることには限りがありますが、日本語の140文字だと、うまく表現すれば短編くらいの内容を盛り込めます。

それだけでなく、ツイッターを利用して集団で盛り上がることや、拡散しやすい内容などは、日本独自の文化です。

そういったことを説明しても、なかなか彼らはピンと来ません。それがもどかしかったのですが、ビジネスライターの崎谷実穂さんが書かれた『Twitter カンバセーション・マーケティング ビジネスを成功に導く”会話”の正体』を読んで、「これだ!」と思いました。

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ソーシャルメディアの限界を忘れないようにしよう

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ガーディアン紙より

大きな事件が起きる。

人々はそれに対して、自分の体験や信念をもとに強い感情を抱く。

それを表現し、多くの人と分かち合いたくなる。

そこで、ソーシャルメディアにあらゆる意見があふれる。

問題は、「すべての人が同じ考え方を持つわけではない」ということだ。

生まれ育った環境、現在暮らしている場所、実体験、仕事の内容、周囲にいる人の考え方により、人の考え方は変わる。

どんなに尊敬する人であっても、自分とは違うのだから、異なる考え方をして当然だ。

意見はいろいろあっていいと思う。

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国際的な場で通用する英語とは?

4月14日から始まり、改善したり、悪化したりをくり返している面倒な病気のために昨日はソーシャルメディアを全然チェックしていなかったのですが、どうやら「国際的な場での英語」についての討論が盛り上がっていたようです。

簡単に説明してしまうと、「アメリカ訛りの英語は、欧州では馬鹿にされる。通用しない」という主張に対する反論です(そのTogetterがありますので、詳しくはそちらをご覧ください)。

私も反論のほうに賛成するのですが、私自身の考えも、ちょっと付け加えてみたいと思いました。

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どうせなら、ポジティブに生きる努力をしようじゃないの

ネットでは、ときおり本当に思いがけない反応があるものなのですが、先日もツイッターで「どうしたらそんな受け止め方ができるわけ?」と驚くケースがありました。

「偉いね。応援するよ」という意味のとある人のツイッターのコメントに対して、「茶化しているんですか?」という怒りで反応し、真意が伝わらなかったことを謝る丁寧な対応に対しても、それが「上から目線だ」と憤り続けています。彼は、誤解という非が自分にあるのではなく、あくまでも他人にあると考えているので、この理不尽な、そして、何の益もない怒りから抜け出せないでいるのです。

そこで思い出したのが、先日冷泉彰彦さんから献本をいただいた『「上から目線」の時代』です。

 

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ネットだけでは得られない読書の貴重さと読書術

ネットで観察すると、「ほとんどの知識はネットで得られるから本なんて必要ない」と考えている人が増えているようです。確かに、ネットで得られる情報は向上していますし、「新鮮さ」という点では、本はネットにかないません。けれども、ネットで得る情報の問題点は、質の判断が難しいことです。ガセネタを元に偏見に満ちた意見を堂々と述べているものもありますし、それがあたかも 真実のように広まってしまう場合もあります。

まつもとあつし さんは、新刊「スマート読書入門」のなかで、「本とネット情報の違い」を指摘しておられます。

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東日本大震災とソーシャルメディア

米国でソーシャルメディアを中心に活躍しておられる立入勝義さんから「検証 東日本大震災 そのときソーシャルメディアは何を伝えたか?」をお送りいただきました。

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実は私も短いながらメッセージを寄せています(115ページ)。ほかの海外在住の方々のメッセージに比べてネガティブな部分を強調していますが、異なる見解があるのも良いのではないかと思っています。

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